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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

太陽

2013年02月18日

今日は朝から雪が吹雪いた感じで、2月らしいといえば2月らしいものです。一年のうちで雪が収まり掛ける2月が一番冷え込むというのは不思議といえば不思議ですが、地表温度というのは冬至から1ヶ月半くらいのギャップを持っている。太陽の光で、地球表面が心底冷えたり暖まるのに1ヶ月以上掛かるというのも面白いものです。

冷えることも必要なのは、生物が生きるということを考えてみると大事です。一年を超えて生きる生物というのがそれほど多くなく、昆虫なんかは一年でこの世を去っていくのです。スズメやツバメなども季節と連動して巣立ちます。逆のタイミングで生まれたとしたら食べるものもなく、生まれても消えていくしかないのです。

スズメにしてもツバメにしても、ひとつの巣から巣立つ日もほとんど同じというのは、自然の生物の規則正しさを感じます。一匹が動き始めると他のものも同じようについていくというのは、先日琵琶湖の湖畔でカイツブリの群れをみていて、わざわざついていかなくても良いだろうにと思うのは人間だけなのでしょう。そうしなければ、えさをうまく見つけることも出来ず、生きていくことすらもできないのが自然の世界なのだろうと思えます。

魚なんかが人影をみて逃げるのも当たり前に思いますが、南国では魚は人影をみても逃げないのです。人と接することのない魚ですらもが人を感じて逃げるのはDNAに刻まれているものと思うのです。飼われた犬なども、何代にも渡っておとなしいのもそれは、環境的な要因ではなく遺伝的な部分も大きく作用しているものと思います。

進化遺伝というものは加速傾向にあり、20万年前のアフリカの祖先から今の人類が進化しているとするなら、たった、20万年の間にこれほど文化を発展させることが出来うるなら、しかもこの1万年の進化というのはめまぐるしく、逆に人類の破滅につながることが予想されます。


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