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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ジャガードの掃除

2013年02月25日

ジャガードを分解してセットしなおしたら、余計にキズが増えてしまって、以前もそんなことが有ったなあと思い出しました。綺麗に掃除をしたなら本来は、少しでも良くなっていないといけないのですが、なぜ、余計に悪くなるのか?

さらに分解して、その原因が分かりました。ジャガードの針が門紙に落ちるときに、16X80のたこ焼器のようなへこんだ中央の穴を通るのですが、その窪みの部分に糸の埃がジャガード織機の油で固まって埃の塊の中央を針が貫通しているような状態になっていたのです。そのため、少しでも戻したときの位置がずれていると、針が落ちないということになり、キズが増えることになるのだと思いついたのはよいのですが、これを直すとなると、徹底的に小さな穴の中のゴミを掃除してあげるしかないのです。

5時間以上掛けて、一枚の鉄板に空いていた小さな穴のすべてを綺麗に掃除してセットしようとしたら、縦針が2箇所、他とは違う感じでさらに原因の究明が必要です。だから、今日直してからキズがいろんなところで増えたのもうなずけます。最初半分くらいを私が直して残りを、新しい人に教えてやってもらったのですが、やっぱり失敗していたようです。

ジャガードの掃除も丸3日あれば、一人ででも、1台を綺麗に全部分解して掃除できるだろうと思いますが、そこまでやる時間がないので、今回も、縦針の部分だけの分解と掃除です。今回の掃除で、ジャガードに目飛びが出てなかなか直らないのは、縦針や横針などの消耗品が悪くなっているというよりも針の落ちる穴にゴミが溜まっているということが問題の可能性が高いことが浮上してきて、今度、夏の暇なときに一台づつ徹底的に分解掃除をしようと思います。


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