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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

安全性

2009年12月03日

今日は、肌着関連の縫製で、金属アレルギーの方にも使ってもらえるような樹脂ホックを探して動いていたのですが、なかなか、近くの資材屋さんには置いていないようで、縫製資材の商社さんに問い合わせして、サンプル用にお願いしているところです。

最近ではリネンのパジャマが人気ですが、リネンというのは、昔からヨーロッパで肌着に使われていた素材なので、ランジェリーという言葉ももともとリネンから来ています。最初のランジェリーがリネンで作られたという証なのでしょう。クラッシックな薄手のリネンというのは本当に高級に見えます。

通常の林与のリネンというのは、単にフランスやベルギーフラックス原料を使用しているだけでなくエコテックス規格100の認定を受けた中国の紡績工場の糸を使用しています。エコテックス規格100に関しては、http://www.oeko-tex.com/oekotex100_public/index.asp?cls=20をご覧ください。私自身は、素材品質の面で肌着などにも安心して使用できる糸を使用しているのではないかという気持ちでおります。

紡績工程、染色工程、製織工程、加工工程においても、さまざまな薬品が使われるため、実際には、生地の安全性の面では、フラックス原料の産地以上に、紡績、染色、製織、加工というのはかなり重要ではないかと思うのです。中国紡績糸や中国製生地が輸入され、アイリッシュリネンと謳われて大量に流通している時代なのです。

でも、これは中国の紡績会社の問題であるとは思えません、輸入の際には原産地証明が通常必要で中国紡績糸や中国製生地であると明らかに書かれているわけですから、日本国内の流通の過程で大量のアイリッシュリネンが生み出されいるのです。でも、裏返せば、中国紡績糸や中国生地でも、世界最高峰といわれたアイリッシュリネンとして信じられるほど中国糸の紡績水準というのが高くなってきたということなのではありますが…


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