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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

貿易説明会

2009年12月07日

今日は、午後から大津県庁で、コラボ21しがやJETROさんなど公的な支援団体による貿易や海外パートナーとの連携に関する説明会があり、出席させていただきました。

いろいろな方の体験談などもあって、楽しく聞かせていただいていたのですが、JETROさんの説明で、繊維という産業が顕著な例で、繊維製品のほとんどが海外製になっているのをみても分かるようにと繊維を例にとられて海外で安く作ることのメリットを語られました。グローバルな時代なんですから海外でつくるほうが安くなるのだから海外でつくりなさいよ、といわれておられました。

日本企業が海外に進出することで、海外でつくったものが日本製であるかのような扱いで、より国内での生産が厳しくなるという悪循環が起こるのは目に見えており、紡績会社のなども国内の工場を順番に閉鎖され、商社化されていく傾向にあります。

実際にそうだとは思いますが、林与は、国内においても国産というだけでなく本場の麻織物ということを謳っているので、産地内での織りにこだわりたいなあと思っています。また、私も単に経営者というだけでなく、色柄をデザイン、規格し、織機を修理調整し、職人としての立場でもあります(林与の場合、代々が、職人以上に織物に精通していることが基本です)。そこが日本の麻織物文化を守る林与の特色です。


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