リネン日記
月末
2013年10月30日
今日も納期、これもシャトルで耳のそばの問題。これも丸々3日格闘で、4色を2mほどづつ織り上げるのに費やす。糸の種類と太さがベースの部分と耳のそばの部分では違うので、ベースは平織り、耳のそばは糸密度を上げてあや織り。
耳のそばの糸が切れて切れて10cmも織れない。糸が切れる原因は普通の人は、糸を強く引っ張るからだと思うかも知れませんが、織物の場合はその反対のことも多い、糸が緩いから切れるのだ。糸が緩いと糸の上下の開きが完璧に出来ずに、糸同士がくっついて摩擦が増えて糸が弱って切れるという現象が起こる。織れない時に織機にアゼ棒を入れると織れるようになるのも、開く角度が大きくなるから糸同士がしっかりと離れやすくなるため。
織れないというのは簡単でも、一度走り出した企画というのは途中で止まることはなるべく避けたいもので、どういう形なら売れる形に収まるのか、対策を考える。綾組織を止めて全面を平織りにしてだと、糸切れの問題が収まって本生産も大丈夫そう。それを一つの解決案としてお客様に説明し了承を貰い解決。時間ぎりぎりに出荷で月末を終える。
耳のそばの糸が切れて切れて10cmも織れない。糸が切れる原因は普通の人は、糸を強く引っ張るからだと思うかも知れませんが、織物の場合はその反対のことも多い、糸が緩いから切れるのだ。糸が緩いと糸の上下の開きが完璧に出来ずに、糸同士がくっついて摩擦が増えて糸が弱って切れるという現象が起こる。織れない時に織機にアゼ棒を入れると織れるようになるのも、開く角度が大きくなるから糸同士がしっかりと離れやすくなるため。
織れないというのは簡単でも、一度走り出した企画というのは途中で止まることはなるべく避けたいもので、どういう形なら売れる形に収まるのか、対策を考える。綾組織を止めて全面を平織りにしてだと、糸切れの問題が収まって本生産も大丈夫そう。それを一つの解決案としてお客様に説明し了承を貰い解決。時間ぎりぎりに出荷で月末を終える。