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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

縫う縫う

2013年12月09日

集落の中を車で走っていると、いつも歩いているおじいさんに出会います。一日中、集落の中を歩いておられるようで、赤ら顔のおじいさんで、たぶん、お医者さんのアドバイスで歩きなさいということなのだろうと想像しています。数年前、毎日犬と散歩されていた近所のおじいさんも糖尿病で両足を失い、しばらくの後になくなられました。

私が思うに元気に動けているうちというのは幸せ。仕事にしてもしたいと思っても、できるときにしておかないと、一旦出来なくなるともう現役に戻ることは難しいもの。私も中年ではありますが、まだ、視力がしっかりとしているので細かな作業もできてありがたいと思います。

昨日から、縫製を進めています。縫う縫うばかりでイメージからするとジーンズの縫製と似ているのではなかろうかと思うような作業です。本来は他のものと一緒にやれば早く済むのですが、この作業をいつも縫製をしている母親に説明できるかというと、たぶん難しいので、私一人縫製に打ち込んで他のものは他の作業。

今日も出荷のための検反をしましたが、生成の反物を再加工するとなぜか、色落ちして、色の落ちないところもあるので、強い色段が浮かび上がってきた感じです。再加工する前というのは色段には気がつかないほどでしたが、再加工の際に漂白工程が行われたのか、かなり色が落ちてしまて色段が出現したようです。

生成で怖いのは、色を合わせるために染色するという紡績工場もあったりで、加工すると色が落ちて問題が浮かび上がる生成やP下が存在するというのは、海外で生産されて後染めして、パーツごとに色が違う服が出来上がってしまったとか聞く問題です。また、そういう服を染めたりして色をつけて一様に見せるのですが、服を洗うと色落ちがパーツごとに違い問題が再現されるとか。よく失敗談として聞く話です。


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