リネン日記
織機の調整
2014年01月11日
東京ではいろいろな皆さんとお会いできて充実。東京から戻って、シャトル織機の調整。シャトルが噛んでしまうということで、シャトルのステッキの角度を調整し、バッファーの長さを長くして調整が完了。シャトルを打つスピードも片方が弱いので強くする。モーターのVベルトの3本のうち1本が緩んでいるのが原因かモーターの回転の伝わり方が不規則でシャトル織機の動きが不安定。
シャトル織機の縦糸がよく切れるので、縦糸に2つの調整を加えて縦糸切れを改善。べつのシャトル織機も、一部の箇所、糸切れを起こすというので、何が原因なのか確認してみると、4枚目のソウコウ枠から片側のロッドバーが外れているし、シャトルもキズが多く手入れが必要、これじゃあまともには織るのは難しい。開口が左右で異なるのも非常に気になる。
私自身が織機と向かえる時間はほんとうに限られていて、短時間でいろいろな問題を見つけて解決しないといけないのは、危険だったりもする。問題がある箇所を調整することができなければ、問題のない箇所を調整してしまい、織機のバランスが余計に崩れ始める。調整を掛けるときには必ず、自分が調整をかけた分を元に戻せるように、記憶しながら調整をする。それが出来ないと勘で調整するようなもので微妙な調整は難しい。
いつも織機に調整を掛ける前には自分が調整をして他の人に迷惑が掛からないよう、はじめの状態を覚えておくということが、基本中の基本。多くの人はどこをどう調整したのかということを説明できないので、織機が不調になった原因を探ることが難しい。織機を修理する仕事というのはお医者さんの仕事と似ているところがあるのかもしれない。
シャトル織機の縦糸がよく切れるので、縦糸に2つの調整を加えて縦糸切れを改善。べつのシャトル織機も、一部の箇所、糸切れを起こすというので、何が原因なのか確認してみると、4枚目のソウコウ枠から片側のロッドバーが外れているし、シャトルもキズが多く手入れが必要、これじゃあまともには織るのは難しい。開口が左右で異なるのも非常に気になる。
私自身が織機と向かえる時間はほんとうに限られていて、短時間でいろいろな問題を見つけて解決しないといけないのは、危険だったりもする。問題がある箇所を調整することができなければ、問題のない箇所を調整してしまい、織機のバランスが余計に崩れ始める。調整を掛けるときには必ず、自分が調整をかけた分を元に戻せるように、記憶しながら調整をする。それが出来ないと勘で調整するようなもので微妙な調整は難しい。
いつも織機に調整を掛ける前には自分が調整をして他の人に迷惑が掛からないよう、はじめの状態を覚えておくということが、基本中の基本。多くの人はどこをどう調整したのかということを説明できないので、織機が不調になった原因を探ることが難しい。織機を修理する仕事というのはお医者さんの仕事と似ているところがあるのかもしれない。