for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ファンド審査

2014年03月13日

今日は阪急うめだ本店テキスタイルマルシェ2日目。外はあいにくのお天気でお客様の出足は少な目、午後からファンドの審査があるのでDENの北山さんに留守の間、手伝ってもらう。お客様は少な目ながらも、なぜか麻は好調で昨日よりも麻が好きなお客様が増えたような感じである。

2時に大阪出発で3時に大津、4時からファンドの審査があった。審査される先生方が質問をくださるが、お金の話を超えたところでの商売やプロジェクトの感覚というものを伝えるには難しい気がした。これは人生経験の違いでよくあること。どういう人と組んでプロジェクトを進行していくかということは、プロジェクトの成功や失敗の意味合いも大きく変わってくるので、今回はファンドの活用を断念をするのも一つの結論なのだろうかとも思った。

中途半端に妥協して物事をやるよりも、どうせやるなら、思い切った応援を受けて前に進めるような環境を前提として持つことが大事。成功の基準も違えば方向性も定まらないだろうし、人との駆け引きやメンタリティごとに無駄に力を使わないといけないので時間無駄で疲れる。応援するなら応援するで覚悟をもって応援。応援しないなら応援しない覚悟をもって応援しない。

一度しかチャンスがないものを成し遂げようとしているときに方向性をぶれさせるような応援なら必要はなかろう。失敗しないようなありきたりな事業に落とし込んでは最初からやらないほうがマシだろう。私が審査員なら、思い切って自分の考えでやってみて失敗を何度も経験し、とりあえず一つ自分の力で成功にたどり着きなさいというのがアドバイス。また、実績というのはその積み重ねだろうと思う。

テキスタイルマルシェに戻ると、1mが3000円、4000円とか、それ以上の普通以上に高い生地だけどもお買い上げくださるお客様が多くいてくださり、自分や自分のつくったものに対する評価というものは審査員の先生ではなく、実際の使われるお客様にしてもらうものだろうと感じる。使ってくださるお客様というのが最終的な審査員なのである。また、買っていただくだけが意味のあることでなく、買ってもらえなくても見ていただくだけでもよいので憧れていただけるようなものをつくりたいと思う。買ってもらうこと考えすぎるとどこにでもある真似物づくりになってしまうので、それは一番避けたいところ。



ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内