リネン日記
ベトナム
2014年03月18日
テキスタイルマルシェが終わって、今日から繊維組合の皆さんと一緒にベトナム。インドに行ったときにも感じたのが、インドのほうが縫製の現場においても日本よりも確かな技術を持っている人が多いということ。それは量産する前の手で一着づつ作る世界があるから。
日本のアパレルにおいても流れ作業方式になると、一人ひとりの技術というものは低くても安定していることが大事で、特別上手な人がいてもサンプルと本生産が同じでないとならないので、また、本生産の個体差というものがあってはならないので、上手な人というのも邪魔だったりする。品質を下げて価格も下げて量をこなすことで、規模の経済が働き、損益分岐点をクリアでき、競争に生き残るという方法。海外生産型がビジネスとしては一番強い形だろうといえる。
ベトナムでもまだ一着洋服をつくれる人が残っているというのは、本当の国力だと思う。量産型のアパレルに転向した中国ではもう一着洋服を自分で造れる人というのは少ない。お金儲けに傾くと技術はどんどんと低下していく、ものづくりはどんどんと薄れていくものだ。
日本のアパレルにおいても流れ作業方式になると、一人ひとりの技術というものは低くても安定していることが大事で、特別上手な人がいてもサンプルと本生産が同じでないとならないので、また、本生産の個体差というものがあってはならないので、上手な人というのも邪魔だったりする。品質を下げて価格も下げて量をこなすことで、規模の経済が働き、損益分岐点をクリアでき、競争に生き残るという方法。海外生産型がビジネスとしては一番強い形だろうといえる。
ベトナムでもまだ一着洋服をつくれる人が残っているというのは、本当の国力だと思う。量産型のアパレルに転向した中国ではもう一着洋服を自分で造れる人というのは少ない。お金儲けに傾くと技術はどんどんと低下していく、ものづくりはどんどんと薄れていくものだ。