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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

きっかけ

2014年04月21日

テキスタイルをデザインする人と織る人が別というのは、私の中ではややこしい話。織る人がデザインできることが一番大事だろうと思うが、それというのは昔の機屋のスタイルで、今はほとんど稀になってしまっている。

私自身が麻布を考えるときに、何を作りたいかで糸や織や染や加工を考えていくケースと、糸が手に入ったからそれをどのように布まで発展させていくかというアプローチの二つがあろうかと思う。ほかにも、シャトル織機で面白いものをとなればシャトル織機の可能性をテーマに、糸を選んで織りを決め織り上がった生機をみて加工を決める。

あと、依頼主の希望ということもある。こんな生地がほしいといわれるときに、それに近いイメージが頭にわいたときにはそれを生地にしようとする。倉庫で近い生地を探して、同じ生地はつくるのは難しいのでそれに近づこうとする。

自由に好きな生地をクリエーションなんていうのはナンセンス。いろいろな出会いをうまく生かすのがものづくり。


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