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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

経理

2014年08月04日

今日は午後から会計士の先生が来られ、弊社の会計業務に関するアドバイスをいただく。やはり、コンピュータ会計というのは、仕分けの断片を入れるだけで、試算表や損益計算書の全体が出来上がるので便利だなあと思える。

林与のできることはできる限りやってみるスタイル、やることは手一杯で大変だけども、いろいろなことに挑戦をすることができて、同じ繊維の仕事にあっても刺激的な部分も多い。繊維業界においてもバブル崩壊後、デフレの中で、高品位なところほど廃業に追い込まれたというような経緯もあって、製造工程のいろいろな部分で不安な要素が潜んでいて、よほど注意していないと、新しいものを作って本生産に移ろうとすると、2回に1回、3回に1回は失敗するリスクがあるのではないかと思うほど、業界としては脆さがあり、あまり新しいものに挑戦するのが得策ではないということもあろうかといえる。

新しいものをつくっても売れるのは、10に1つか2つなのだ。普通に仕事して成り立たせようとすると、よほど能力が高くないと採算は合わないだろう。林与自身もそれほど能力は高いわけではなく、相当時間を使って経験を積むことで最終形を見つけ出すということを毎回やっているので、10のうちの8の売れないものでも売れそうな感じにはもっていけていると思う。そういう努力が、ものづくりのセンスらしいものにつながるんじゃあないだろうかと思う。

やっているうちにいろんな答えが見えてくるもので、それは単なるものをつくるということだけでなく、仕事というものは何かとかも一つ、普通の人の考える仕事という概念とは違う概念で仕事を考えているので、ものづくりも変わって、出来上がるものも違いが生まれるのだろうと思う。さらにいえば、仕事にとどまらず、人間関係や人が生きるとは何か、という哲学的な部分にも普通とは違う答えに辿り着くであろう。それがよいか悪いかは別として、普通の生活をして普通のセンスでものをつくってそれが売れるものになるのかというと違いが見えてこないに終わるだけだろうと思う。


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