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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

育むこと

2014年08月19日

ものづくりのことを考えたりしている中で、それは荒れ狂う世界情勢の中で幸せなことだなあと思えるが、結局はそういうことを大事に育んでいけることが大事で、平和な世の中においてもそういうのどうでもよく損得だけみたいな基準で戦いあうみたいなことなると、平和な繊維の世界というのも荒れ狂う世界情勢とかわらんのだろうと思える。

大の大人が繊維のような世界で必死になっているのは、馬鹿げていることなのだろうと思うかもしれないが、もう80歳ほどになられる染工場を廃業された方と電話でお話していたときに染に命を掛けていたといわれるのを聞いてそこまでの気持ちで仕事をしてもらえていたことにありがたい気持ちになる。

荒れ狂う世界情勢もモラルの戦いではなく、裏では利害関係の対立が見え隠れし、安全なところにいてテロを煽ることで莫大な金を得るために、たくさんの命が踏み潰されているのを感じる。イラク戦争でも数兆円の利益を上げる企業が存在するが、やはり戦争というのはテロそのもので、人を恐怖心に追いやり、死に追い詰めることで、国を成り立たせる国家規模のビジネスなのだろうと思う。

育める人が少ない国というのは、育める人が多い国に追い越されがちで、法律や制度を作り上げてその力関係が逆転しないように正当化するが、働かない国というのは自分の立場を守るために戦争というハチャメチャな力に頼らざるおえなくなるものだ。先進国がしっかりと働いて育めるような力をもっていれば、途上国との力関係の逆転現象は起こらず、戦争も減るだろうと思う。


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