リネン日記
赤とんぼじゃなく
2014年08月27日
今年は、トンボをよく見かける。秋になったということだけでなく、地球環境が少し昔に戻り始めているのか。でも、とんぼが赤とんぼじゃないのは、違和感。昔とは違う種類のトンボなのだ。赤とんぼと大きさは似ているが茶色のトンボ。赤とんぼは一つも見かけない。
赤とんぼの赤も日本の色彩の一つなのだ。赤にもいろいろあるけれども、赤とんぼの赤が赤なのだ。もみじの赤が赤なのだ。実はああいう深い赤の色は麻を染めるのは案外難しい。糸の中までしっかりと染まっていないと、中が白いと浅い赤の色に見えてしまう。
今のリネンの糸というのは強くなってどこでも織れる様になったのだが、濃色ではよくわかるのだが中まで染まり切らないという現象が見られる。これは染めの問題だけではなく、糸の硬さの問題が影響していると思う。撚糸にしても昔はリネンも撚糸すると落ち感が出てソフトになったものだが、今は撚糸するとコリコリでザラザラになってしまう。
一方で、昨日は、今までとはちょっと違った風合いのものにたどり着き、秋冬に向けたリネンとして提案ができる気がするのだ。もう少し原因を分析などしないと、何が違うのか完全には判らないのだが、自分がよいなあと思える風合いのものに出会えて嬉しい。
風合いなんかでも、昨日は雨が降っていたからソフトに感じたというだけのことだったりということもある。糸の中の水分量が飽和状態までに増しているとソフトで柔らかい感じになる。乾燥してしまうと同じ布でもぱさぱさで硬く感じるものだ。
赤とんぼの赤も日本の色彩の一つなのだ。赤にもいろいろあるけれども、赤とんぼの赤が赤なのだ。もみじの赤が赤なのだ。実はああいう深い赤の色は麻を染めるのは案外難しい。糸の中までしっかりと染まっていないと、中が白いと浅い赤の色に見えてしまう。
今のリネンの糸というのは強くなってどこでも織れる様になったのだが、濃色ではよくわかるのだが中まで染まり切らないという現象が見られる。これは染めの問題だけではなく、糸の硬さの問題が影響していると思う。撚糸にしても昔はリネンも撚糸すると落ち感が出てソフトになったものだが、今は撚糸するとコリコリでザラザラになってしまう。
一方で、昨日は、今までとはちょっと違った風合いのものにたどり着き、秋冬に向けたリネンとして提案ができる気がするのだ。もう少し原因を分析などしないと、何が違うのか完全には判らないのだが、自分がよいなあと思える風合いのものに出会えて嬉しい。
風合いなんかでも、昨日は雨が降っていたからソフトに感じたというだけのことだったりということもある。糸の中の水分量が飽和状態までに増しているとソフトで柔らかい感じになる。乾燥してしまうと同じ布でもぱさぱさで硬く感じるものだ。