リネン日記
工芸品と工業製品
2014年08月31日
麻織物というのは味のあるモノづくりができるジャンルだと思う。手と機械的な道具で作り上げる伝統工芸品と、工業製品の違いは、同じもののコピーをつくるのか作らないのかという辺りにあろうといえる。作品をつくるのか製品をつくるのかというところ。
伝統工芸の世界では定規を使うよりも目や手が道具となり、微妙に違うことの面白さがある。直線が直線ではないところが伝統工芸の良さなんだろうと思う反面、それでいて高度化しようとすると人間の感覚や忍耐の限界に達する。
工業製品は無機質なもので実用性が重視されるのだろうが、伝統工芸品の場合には豪華さや美しさ、あるいは奥ゆかしさが感じられないとならないと思うが、それが職人から出てくるようなものであるのが理想であろう。職人が工業的にしかものを作れないと、どこでも作れるようなものに終わってしまうことも多く難しいものだったりもする。
伝統工芸の世界では定規を使うよりも目や手が道具となり、微妙に違うことの面白さがある。直線が直線ではないところが伝統工芸の良さなんだろうと思う反面、それでいて高度化しようとすると人間の感覚や忍耐の限界に達する。
工業製品は無機質なもので実用性が重視されるのだろうが、伝統工芸品の場合には豪華さや美しさ、あるいは奥ゆかしさが感じられないとならないと思うが、それが職人から出てくるようなものであるのが理想であろう。職人が工業的にしかものを作れないと、どこでも作れるようなものに終わってしまうことも多く難しいものだったりもする。