リネン日記
つなぐ通信VOL7
2014年10月05日
つなぐ通信VOL7が届きました。まるごとクールジャパンという特集で、クールジャパン機構の太田伸之氏、アーティスト天野喜孝氏、手仕事フォーラム久野恵一氏のインタビューがあります。ファッション業界の皆様もぜひお読み下さい。ウェブでもご覧いただけます。
http://tsunagu-t.com/pc/backnumber/vol07/index.html#page=1
先日はイタリアにも参りましたが、イタリアの人の気質を見ていますと、日本人のようなバイオーダー対応は難しいだろうなあと実感したりするのです。すべてが現物商売的な部分があって、ずばりのものをすぐにというストック商売のイメージ。
よく聞くのがヨーロッパのプリント生地が気に入ったけど、一箇所色を変えてほしいところがあって、この色を変えられないかというと、「できない」という答え。何千メーターと作って、それを販売する形なので個別オーダーには対応できないという限界があったりするのだろう。一方で、それはテキスタイルメーカーの自社開発の布であるという強みを守り、類似品を排除できるメリットもあろうかとは思う。
イタリアではバカンスが1ヶ月とかあるそうで、その間は仕事はとまってしまうそうで、逆にそれが一年を掛けての商品開発サイクルを維持することに繋がっているのかもしれないと思ったり。
イタリア型だとメーカー主導で、生産はシンプルとなるが、売れ残るリスクをメーカー自身が回避しないとならない。でも、日本とイタリアの機屋、どちらが廃業が多いかと考えると、切り詰めて個別対応してきた日本の機屋にもうなすすべがなく、機屋の次の世代がないのが現状だろう。
http://tsunagu-t.com/pc/backnumber/vol07/index.html#page=1
先日はイタリアにも参りましたが、イタリアの人の気質を見ていますと、日本人のようなバイオーダー対応は難しいだろうなあと実感したりするのです。すべてが現物商売的な部分があって、ずばりのものをすぐにというストック商売のイメージ。
よく聞くのがヨーロッパのプリント生地が気に入ったけど、一箇所色を変えてほしいところがあって、この色を変えられないかというと、「できない」という答え。何千メーターと作って、それを販売する形なので個別オーダーには対応できないという限界があったりするのだろう。一方で、それはテキスタイルメーカーの自社開発の布であるという強みを守り、類似品を排除できるメリットもあろうかとは思う。
イタリアではバカンスが1ヶ月とかあるそうで、その間は仕事はとまってしまうそうで、逆にそれが一年を掛けての商品開発サイクルを維持することに繋がっているのかもしれないと思ったり。
イタリア型だとメーカー主導で、生産はシンプルとなるが、売れ残るリスクをメーカー自身が回避しないとならない。でも、日本とイタリアの機屋、どちらが廃業が多いかと考えると、切り詰めて個別対応してきた日本の機屋にもうなすすべがなく、機屋の次の世代がないのが現状だろう。