リネン日記
ドビー壊れる
2014年11月21日
シャトル織機のドビーのロッドが消耗して壊れた。一日にというか、1m織るのにも何千回も何十キロの力が掛かった状態で前後して、鋳物と鋳物が擦れ合う。油が少し切れた感じで動いていたがために、そこが消耗して壊れた。
先端が虫眼鏡のようになったロッドバーは、織機特有の部品なのでどこかで簡単に手に入るというわけではない。仕方なく、使っていない織機から部品を外して交換することに。交換は1時間ほどで完了したけども、シャトル織機が長持ちしないのもこういうのが大きな原因だろう。
ドビーのフィルムカードなどを作るときにもなぜ、2本がワンセットになっているのかなどの不思議もこういうところに答えがあったりするのだろう。ペックやドビーのカードを動かさなくても平の織物が織れるように、2本でワンセットになっているのだと思う。
織機の部品の交換をすると、手が油で真っ黒になる。そういうのを嫌がっていては、1cmもまともなものは織れないのがこの仕事。汚れる仕事を嫌がるくらいだと、試行錯誤して問題を解決するという次のステップにはたどり着きにくい。
私自身は、50年以上前の織機が当たり前に現役で動くというのに感銘を受ける。織機というのは、古い織機でもすでに出来上がったものがあるのだから、幸せである。昔の人は一から織物を作ったものだ。
先端が虫眼鏡のようになったロッドバーは、織機特有の部品なのでどこかで簡単に手に入るというわけではない。仕方なく、使っていない織機から部品を外して交換することに。交換は1時間ほどで完了したけども、シャトル織機が長持ちしないのもこういうのが大きな原因だろう。
ドビーのフィルムカードなどを作るときにもなぜ、2本がワンセットになっているのかなどの不思議もこういうところに答えがあったりするのだろう。ペックやドビーのカードを動かさなくても平の織物が織れるように、2本でワンセットになっているのだと思う。
織機の部品の交換をすると、手が油で真っ黒になる。そういうのを嫌がっていては、1cmもまともなものは織れないのがこの仕事。汚れる仕事を嫌がるくらいだと、試行錯誤して問題を解決するという次のステップにはたどり着きにくい。
私自身は、50年以上前の織機が当たり前に現役で動くというのに感銘を受ける。織機というのは、古い織機でもすでに出来上がったものがあるのだから、幸せである。昔の人は一から織物を作ったものだ。