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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

大阪

2014年11月25日

今日は、午後から大阪でテキスタイルマルシェの説明会。そのため、朝のうちにドッタンバッタンと仕事をつめて、午後1時半の電車になんとか間に合った。今日の夜、出発で、明日は東京恵比寿でのハーベスト展。

休みが明けて、加工出し、検査出し、そのほか、外との調整ごとがたくさんある。不景気であるといいながらも、仕事なんて本当にたくさんあるもので、仕事を選んでいるから仕事がないのだろうと思うところがある。仕事を選ぶというのは、何をつくるかということではなく、会社の中でものをつくる会社がものをつくる一つの作業が自分の仕事だと思っていると、ほかの人が片手間にその仕事取っちゃって仕事がなくなる。

いろんな作業をこなしてこそ、人の能力が生きる先進国でのものづくりなのであって、装置産業的なラインでの生産は製造コストの安い新興国へのシフトが進む。特に繊維産業はその顕著たるもの。

よいモノづくりをしている優良な企業が、優良な環境を得た瞬間にものづくりが中から崩れ始めるということも、日本のものづくりの衰退の原因だろうと思う。自分が食べていけるだけの仕事をこなせるのかどうかというところがまずスタートラインという当たり前の前提すらもがないことが正しいことなのかどうか。

昔、墨染めで有名だった会社が潰れたのも、墨染めブームで沸いた、その2年ほどあと。つくれば売れるみたいな状況を経験した企業というものは、つくっても売れない時代を乗り越えるには、中からの改革が必要。

また、売れないものにしても、それを扱う人次第で売れるということも多い。それがものづくりが物に終わらないところなのだ。買う人は売る人の人格も商品の価値に含めて買うからだろう。ものづくりのアイデアはいくらでもあっても、それを実行してくれる人を捜しているケースが多い。自分自身が実行する立場に近づいていかないと流れるだけになり駄目だろうなあと思う。


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