for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

危険信号

2015年04月28日

ある工場の社長が電話下さり、仕事がないかとお問い合わせ。今は生産期が終わる時期なので仕事が少なくなっておられるのだろう。人を抱える会社にとっては仕事は生命線、仕事しないとゼロではなくて大きなマイナスなのだ。自分で仕事を生み出そうとすると逆に仕事してお金が必要になるもので、自分でお金を使っても自分で仕事を生み出すことをお勧めするのがその会社の仕事のスタイルと合うのかどうかもある。

経営というのは判断の積み重ねで、一回の判断が一回で終わらずに固定的になってしまうことが多い。今できないと思ったことは、いつかできることはないだろう。これは経営に関してだけでなく働く人も同じ。周りが正しいと考えることを積み重ねていても、うまくいくとは限らないので、正しくないくらいに正しいことをしないとならないこともあったり、逆に正しく判断ではないと思えることをやってよい結果になることも多い。普通ぐらいで仕事が流れているのを理想にすると一番危険信号なのである。

結論としては、何が正しいのか正しくないのか考えて何もしないのは何もしないのと同じで、自分が仕事がないときに何をするのかが大事だろうと思える。新しいものをひとつ生み出すためには、新しいものを生み出す強い気持ちをもっていないと途中で挫折してしまうことが多いだろうと思える。また、仕事というのは取り組む相手というのは大事で同じような価値観を共有していないとうまくいくことは少ないといえる。

業界にいると、経験を持っている人がやはり強いなあと思える反面、経験にしがみついている人というのは過去形に近い。あと、仕事がほしくても、やりたいことはあってもリスクを被るのを必死で避けようとする人が多いので、仕事はほしくてお金儲けしたいのはわかるけど、業でやっているひとが個人の人以上に布にお金を使わず、入ることしか考えていない人が多いのは気になるところ。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内