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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

機械は正直

2015年06月23日

常に思うのが機械は正直で、どこか正しくなければ正しく動かないものだ。機械をつくるときに、それを動かすだけのことを考えてつくるのと、その後のメンテナンスまで考えてつくるのとでは使う人にとっては大きく違う結果に結びつく。

安物買いの銭失いという言葉があるけども、今の日本の店頭に溢れるものがパソコン関連はそういうものがほとんどになってきている。トータルサティスファクションギャランテーを売りに30日間返品保証を謳ったDELLであったが、あれは買わせる為の嘘で、使ってみて高品位を謳う液晶があまりに暗すぎるので返品しようとしても、絶対に返品は受けませんよという返品拒否の姿勢から始まる。世界一を誇ったメーカーですらもがそのレベルで倒れちゃうのも当たり前。結局、その液晶は性能や耐久性にやはり問題があったようで3年ももたたないケースが多いというのが判明し、無理やり別の機種に交換してもらってそちらはやはり最初から液晶も明るく故障も少なく助かった。

今、日本のシャープというメーカーが円安の流れの中でも危機に瀕しているが中にものを作れる人がいなくなっているのが一番の問題だろう。社員はいても待遇もよく、そのよい待遇を振舞うために外部委託ばかりになって、残すだけの価値があるのかどうかすらも微妙。シャープのコピー機のセールスが、キャッチセールスに近くなってきていて勧誘の電話なんかが掛かってくるとシャープの存在自体が迷惑そのものに思える。

子供のころ、当時、家電メーカーとしては2流扱いだったが、シャープのパソコンがほしくてほしくてだった私にとっては、今のシャープの墜落は、一流企業化して駄目になったと思える。残念でならない。一般的に、優良企業からはよいものが生まれにくいというのは、厳しい話だろうが現実じゃないのだろうか。


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