リネン日記
色味
2015年08月06日
色味というのは不思議で、原色を使ってのものづくりというのは、白と黒以外はなかなか難しい、白といっても、黒といっても、白にも色味があるし、黒にも色味がある。一番売り難い色の一つが肌色ベージュ、これはそのままでは安っぽく見えてというか、きても裸であるいているように見えて、アパレルのシャツやジャケット向けでは売り難い。
色味で感心するのが、大手SPAの原色使い、ヒーローカラーで勝負しているなあと思えるが、私もカリフォルニアのディスカウントストアー「ターゲット」に始めていったときに、普段でも子供用のパーティカラーっぽくて、お店が華やかに見えたのを覚えている。たとえば、日本で通用していたのは昔のイタリアンカラーのベネトンだろうか。
着物の世界でも、シルクの世界は色華やかだったりする。麻の世界はワビサビの世界。しかしながら、林与も、昭和40年代にアパレルの世界に移行したときに、染からして、麻を綺麗に染めることを求めた。麻というと生成りを染めてボケた色味に染め堅牢度も悪く色落ちしても当たり前なのが、アジアや旧共産系のヨーロッパ地域の麻やリネンだったりする。麻を染めるのが難しいといわれるのは綺麗に染めるのが難しい部分で、日本の麻の世界の染色の技術というのはそれとは違うレベルを求めた。
それでいて、色使いがワビサビの色とすると、アジアや旧共産国にありがちなものとは別格の光沢のある麻に仕上がる。麻を追求した日本の染めの技術が生きる領域であろうといえる。
色味で感心するのが、大手SPAの原色使い、ヒーローカラーで勝負しているなあと思えるが、私もカリフォルニアのディスカウントストアー「ターゲット」に始めていったときに、普段でも子供用のパーティカラーっぽくて、お店が華やかに見えたのを覚えている。たとえば、日本で通用していたのは昔のイタリアンカラーのベネトンだろうか。
着物の世界でも、シルクの世界は色華やかだったりする。麻の世界はワビサビの世界。しかしながら、林与も、昭和40年代にアパレルの世界に移行したときに、染からして、麻を綺麗に染めることを求めた。麻というと生成りを染めてボケた色味に染め堅牢度も悪く色落ちしても当たり前なのが、アジアや旧共産系のヨーロッパ地域の麻やリネンだったりする。麻を染めるのが難しいといわれるのは綺麗に染めるのが難しい部分で、日本の麻の世界の染色の技術というのはそれとは違うレベルを求めた。
それでいて、色使いがワビサビの色とすると、アジアや旧共産国にありがちなものとは別格の光沢のある麻に仕上がる。麻を追求した日本の染めの技術が生きる領域であろうといえる。