リネン日記
本麻
2015年08月19日
先日あるかたが弊社に来られて、最近は本麻が売り難いと仰っておられた。本麻の手もみの100番手を守りたい林与としては非常に残念なことなのではあるが、このことも数年前から予期ができていて、市場に本麻というものが出にくい流れになっているのだ。
着物の世界をご存知の皆さんにとっては、手もみで仕上げた本麻は麻のよい風合いを感じさせるのだが、着物を召される方は少なくなっていて、アパレル用途でもそういう着物の世界の方が少なくなると流れる量は少なくなってくる。
流れる量が少なくなると生産量も少なくなるので、織る工程が無理をしても、加工工程などが小ロット対応ができないとか多くなって、サンプルから流れていきにくく、売り場で本麻の凝ったものを見かけることは少なくなると、目立たなくなるので、存在そのものが稀になってしまうものだ。ニッチェな存在。
着物の世界をご存知の皆さんにとっては、手もみで仕上げた本麻は麻のよい風合いを感じさせるのだが、着物を召される方は少なくなっていて、アパレル用途でもそういう着物の世界の方が少なくなると流れる量は少なくなってくる。
流れる量が少なくなると生産量も少なくなるので、織る工程が無理をしても、加工工程などが小ロット対応ができないとか多くなって、サンプルから流れていきにくく、売り場で本麻の凝ったものを見かけることは少なくなると、目立たなくなるので、存在そのものが稀になってしまうものだ。ニッチェな存在。