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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

移設前準備

2015年11月24日

明日からの移設に備えて織機の移動と分解。ぎりぎりになるのは、ぎりぎりまで織機を残しておかないと生産を抱えている時期なので仕方ない状況もある。今日も夜友達が手伝ってくれる。友人なので技術はないけど私のいうとおりに作業を親身に手伝ってくれる。

仕事で成功しようとすると自分がやろうと思うことを出来るか出来ないかが大事で、そのやろうとすることも月並みでは商売にはならない。普通に仕事して食べていけるのかというと、経験ある人ほど変な壁があって初めての素人の方がなり立つことも多いのが今の時代で、そうでないといけないというのが理解できないから、教え込めるような素人を集めた新興国の方が先進国を追い抜いていけるのだろう。

日本の仕事の世界が他を殺して自分が食べていくような情けないことが普通になりすぎて、騙して儲けてなんぼがサクセスストーリーの人が多すぎる。以前も地元の人で地元の廃業された機屋さんの残反を足もとを見て買い上げ何倍にもして転売出来たことを、あれは儲けものだったと誇らしげにかたっておられた70代の元職人のかたがおられたが、そういう昔でいうくすぶりが増えすぎなのだ。

それは人を食いものにして儲かる世界かもしれないが、全体としてはやせ細っていく世界で、他の人を食いつぶせばそれで終わり。自分自身で物事を育んで、仕事を高度化していけるような人が成功してほしいと思える。

極端な話、戦争なんかも、もうけたいひとが他の人をくいつぶしているから、絶えることはない。きれいなことをいいながら安全な場所で指図したい人が、自分の命を賭することなく、見方や敵の命を握ってしまっている状態が続く限りは、戦争の本質は変わらないだろう。

無人爆撃機で攻撃するというのは、昔、アメリカが奴隷制度での失敗とにている気がしてならない。


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