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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

画像: 捺染とか、糊付とか

捺染とか、糊付とか

2009年07月02日

昨日、お昼ごろ、地元の織物関係の会社にシャトル織機で織った布を納品に行きました。そのとき、社長が居られ、縦糸に特殊な方法で捺染をした織物をみせてくださいました。柄が、ぼやーっとしていて、絣調で良い感じでした。

綿の織物だったので、素材自体がくすんだ感じで昔調の感じがしたのですが、リネンに同様の捺染を施せば、光沢感と透明感が出るので、良いものができるんじゃあないかと頭の中でシミュレーションしています。

本麻(ラミー)でやるとリネン以上の高級感がでると思うのですが、より加工工程が複雑になるので、値段が合わないだろうなあと思ったりします。一般的には、リネンのほうがラミーよりも安いと思われているようですが、国産ラミーの細番手は非常に高いので、通常出回っているリネンの2倍から4倍くらいの値段です。

糸が高いだけでなく、ラミーの場合、縦糸には糊をつけなければ織れないので、安い方の糊付でもリネン糸くらいの値段を払って糊をつけます。コンニャク糊となると糊をつけるだけで、通常出回っているリネンの何倍もの糊付代を払うことになります。

今日の画像は、横糸の打ち込み本数を決めるギアです。


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