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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

リネン100番手

2016年04月19日

リネン100番手の素材を何件かの仕事のお客様に使っていただいている。従来の糊付け方法でつくっているので、物性面でもほかのシリーズと同じ感覚で、お使いいただける。数年前までは、リネン100番手も糊なしで織っていたけど、今は糊をつけないと織れないし、糊をつけても苦戦することもある。

林与のリネンの一番細いのは、世界際細番手の150番手、これも、従来ののり付け方法で織っているので、糸が繊細になっても今までのリネンと同じ感触で使っていただける。薄手のブラウスや、ハンカチとか、ランジェリーとか。

150番手ともなると、糸を手に入れることから覚悟が必要で、織れない覚悟して、1m織るのに66番の10倍以上の時間を掛けて織る。1時間30cmとか50cmくらいであろうか。ほかの織機をみることができず、1台に張り付いて織るみたいな話。

リネン100番手も150番手もつくる量が少ないからかもしれないが、在庫をつくっても、いつのまにか誰かが買ってくださり、また、つくらないといけない状態になる。ありがたい話だが覚悟が要る。


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