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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

テキスタイルマルシェ2日目

2016年05月27日

テキスタイルマルシェ2日目、今日は午後の2時間くらいを除いてお客様が続いていた。その2時間というのはお客様が食事を取られる時間のようで、南青山という場所。ファッションだけでなく、食事をおしゃれに取られるのもひとつの目的。

南青山周辺で強気だなあと思えるのが駐車料金。駐車料金なんかは景気のバロメーターなので、商業地の駐車料金が高いのは良いことなのだろう。と、海外でもいろんなものが日本以上に高くなってきているのをみて、安いばかりがよいことじゃない気もする。

日本も土地は個人所有に思えるけども、本当にそうなのかというと、土地を所有していても固定資産税はそれなりに払うので、家賃みたいなもの。やっぱり土地というのは結局、使わせてもらっているだけのものなのだ。

不思議に思ったのが、本当なら土地の高い場所では、食べ物などでも土地の価格に応じて高くないと駄目なのだろうと思う。そうでないと田舎というものの価値が相対的に下がる。全国チェーン展開するお店、コンビニとか、チェーンレストランとか、全国一律料金、お客さんの数の差で売り上げを作る。

土地の値段が集客が10倍違っても、人件費なんかも東京と田舎では2倍も変わらないのが普通。東京にビジネスが集中するのがよくわかる。田舎の仕事以上に、人をたくさん投入しているのが東京だったりして仕事に無理がないのも東京スタイルなんだろうと違うよと怒られるかもしれないが勝手に想像。

この仕事をしていて、田舎の機屋の私なんかにはもったいないくらいに、クリエイターの方とのお出会いがあり丁寧に接してもらえる。林与の仕事に対してのコンセプチャルな部分は、センス1割、根性9割タイプなので、仕事一筋なクリエイターの方とお話してもこいつは違うぞみたない部分が林与の特徴だろう。

今夜も、渋谷のセンター街で夕食。どこのお店がよいのかよくわからず、混んでいるという感じで元祖回転寿司というお店。あさり汁が、なぜか、私によく合う2杯いただく。店長が、目の前で注文を受けて握ってくれる。これって悪くない。お寿司の味ももちろんおいしいがほかのチェーン店の味とも違う。このお店女性のお客さんがなぜか多い。

お寿司の味が違うというのは、寿司が魚臭さがすこし残っているのだ。これが築地で上がる魚のひとつの証なのかもしれないと思うところもある。贅沢はしないのでよくわからない。でも違いがあるのはわかる。海魚なのに川魚のような臭いが、でも正直ならそれこそが一番。小さなお店で食べる魚というのは味が違う、ここもチェーン店ではあるが、コンセプトがしっかりして、仕入れ先が正しく限定されていればほかのお店とは違う味になってもそれが本物だろう。

土地の高い東京でほかの田舎のチェーンと変わらない値段、経営の苦労があろうと思える。それが一杯120円のあさり汁の味にでているような気もした。正直、びっくりするほとおいしかったのだ。


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