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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

流しの洋裁人

2016年05月29日

今日は、「流しの洋裁人」原田陽子さんが会社に来てくださり、布をセレクト。布の話よりも面白かったのが、見た目はほのぼの系だが、中身が完全に体育会系で、だから強いんやなあというのを実感。夢があってその夢を実現されている生き方を成り立たせておられるけども、それを成り立たせるためには、ほかのことやってでも当たり前やないのみたいのが、考え方も林与と似ている。

大学でも教えておられるけども、厳しすぎて学生が逃げてしまうとか、ありえるありえる。ほんとうはこういう人に付いて厳しく学べれば、なんでもできるようになるだろうけども。厳しく教えるのは甘くするよりも何倍も難しいことなのだけども、そういう努力すらもが否定されてできない社会。

自分自身で世界を持って成り立たせていける人って今の時代は少ない。洋裁道具を背中に担ぎながら移動していろんなイベントに出没。一着の洋服ができあがっていくところを眺められるのは素敵なこと。裁断から始めて一着作り終わるまでを実演される。普通はできないことやっておられる。

原田さんの生地を見る目というか、見る手が確かなのは、触ると綿麻とかリネンとか本麻とか素材を言い当て、ほぼ正解なところ。手で布を触る仕事されているだけに、違いの分かる女性なのである。基本は小さいときから興味があったという我流派、頭から出なく、実際に現場の経験から答えを自分の中にもっているというのが一番強い。織物の仕事でも同じだろう。


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