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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

検反機

2016年07月18日

今日は朝から五月晴れのようなカラッとしたすがすがしい一日。蒸し暑い夏のジメジメ感もなく。今日は、彦根の夢京橋あかり館さんにリネンの手ぬぐいを届けるのを母親が準備している。あかり館でもリネンアイテムはよく売れていると館長さんがおっしゃってくださっていて対応を考えていかないと。

倉庫にて、検反機のメートル表示が正しく動かず、基盤のコンデンサーの問題を疑ったが、今日、本当の問題が見つかった。布の表面を転がるローラーの中にセンサーが入っているのだが、それの配線がインシュレーターロックというもので、固定されているのだが、その固定したときの閉め方が配線を潰してしまって断線状態を生み出しているようだ。

インシュレーターロックをはずして配線のつぶれた場所をほぐしてテープを巻いて様子を見る。カウンターが正確に動く。わずかなことなのだが、こういう固定作業ひとつでも力任せにやってしまうと、いつか問題が起こってくる。力の加減というのが上手にできるとできないとでは仕事としては雲泥の差。力任せにインシュレイターロックを締め付けただけで、原因が分からなければ、頭を悩ませる問題が目の前なのである。基盤をばらして検査する前にその原因が見つかってよかった。この検反機は何十年も故障知らずなので堅牢性と信頼性は高い。

今日もシャトル織機に問題があるということで行ってみると、シャトルを打つスピードが片方、早すぎる、誰が織機の部品を交換する際に調整もずらしたのだろう。織機が壊れそうなほどに苦しがっているのが分からないと、織機はどんどんと壊れていく。力任せに叩けばよいのではなく、ゆっくりとキャッチボールするように余裕を持ってシャトルが右から左にやり取りされるのが理想的なシャトルの動き。


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