リネン日記
リネンハンカチをこつこつと
2010年03月13日
今日は、リネンのハンカチを合計4枚分ほど織りました。織れていますので織りとしては成功です。このハンカチのプロジェクトは、滋賀県のファンド事業の支援も受けて行っており、今はもう手にすることのできないアイリッシュリネンの糸を、ああでもない、こうでもないと言いながら柄組して、ハンカチらしく織りあげていきます。
数ヶ月前のジャパンクリエーションと上海での展示会の際には、ハンカチとして無地タイプのものをお披露目をいたしましたが、その時は、織の規格のテストでした。何本で織れば、どの程度の滑脱に納まって、目ズレなどの問題が起こらないのか、加工との相性はどうなのかというテストと、キバタの時の状態と加工後の状態で、縦と横がどのくらい収縮するのかというテストです。そのテストをしっかりと行わないと、ハンカチにしたときにハンカチの中に綺麗に収まるような柄を組むことができないのです。
縦横正方形にするために、縦本数、筬の選択、ギアの選択を行い、この前のテストのときとは違う機の本数に設定しなおしました。たぶん、同様の加工で、正方形のハンカチ用の生地が仕上がってくる予定です。このハンカチのプロジェクトの成果は、ハンカチそのものではなく、麻織物の超細番手の技術基盤を蘇らせることです。
幻の糸を使用しているということで染のほうも贅沢です。リネンにはベストとされるスレン染料を使用したり、スレンで出にくい綺麗な赤などの色は堅牢度の高い反応染料を使用して考えうるベストの選択で臨んでいます。今は、平の織物ですが、来年や再来年には、ドビーやジャガードを駆使するなど、林与が出来る限りのものを詰め込んでみたいと考えております。2年半後には、30柄X3配色で、90色柄くらいの究極のアイリッシュリネンハンカチコレクションが出来上がる予定で、気の遠くなる話ですが少しづつ前に進んでおり、時折、経過報告を行います。
数ヶ月前のジャパンクリエーションと上海での展示会の際には、ハンカチとして無地タイプのものをお披露目をいたしましたが、その時は、織の規格のテストでした。何本で織れば、どの程度の滑脱に納まって、目ズレなどの問題が起こらないのか、加工との相性はどうなのかというテストと、キバタの時の状態と加工後の状態で、縦と横がどのくらい収縮するのかというテストです。そのテストをしっかりと行わないと、ハンカチにしたときにハンカチの中に綺麗に収まるような柄を組むことができないのです。
縦横正方形にするために、縦本数、筬の選択、ギアの選択を行い、この前のテストのときとは違う機の本数に設定しなおしました。たぶん、同様の加工で、正方形のハンカチ用の生地が仕上がってくる予定です。このハンカチのプロジェクトの成果は、ハンカチそのものではなく、麻織物の超細番手の技術基盤を蘇らせることです。
幻の糸を使用しているということで染のほうも贅沢です。リネンにはベストとされるスレン染料を使用したり、スレンで出にくい綺麗な赤などの色は堅牢度の高い反応染料を使用して考えうるベストの選択で臨んでいます。今は、平の織物ですが、来年や再来年には、ドビーやジャガードを駆使するなど、林与が出来る限りのものを詰め込んでみたいと考えております。2年半後には、30柄X3配色で、90色柄くらいの究極のアイリッシュリネンハンカチコレクションが出来上がる予定で、気の遠くなる話ですが少しづつ前に進んでおり、時折、経過報告を行います。