for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

冬のインターン

2017年02月07日

今日は九州から大学生の女の子が2週間インターン。というか応援の気持ちで林与にきてくださる。こちらはやはりすごく寒いので、工場内の作業は寒くてきつすぎるだろうから、事務所でプリントの型紙を作る仕事を担当してもらう。早速、今日から、型紙を彫る作業。

女の子が、田舎の小さな織物工場を手伝おうと応援に来てくれるのは、自分も驚くくらいにありがたい。現役の学生の方というのは経験がないのだが、その分、新しいことを素直に受け入れて作業してくれるので、目の前のやらなければならないことを自分がやるという仕事に向く素養がある。

人数が増えたときにみんなが一つのことをしているのが正解なのかというと、時間の掛かる作業を交代で担当してボトルネックを軽減するというのが正解だと思う。優先順位をしっかりと見極めて、大事な仕事を交代で担当できる力がないと、仕事が増えれば増えるほど出来る人の仕事が増える。

織る仕事というと平行して何台もの織機を動かすことのように思うがそれだけでなく、今一番重要な仕事が多少技術の居る仕事の場合もあるし、新しいことの試行錯誤かもしれない、また、根気の必要の時間のかかる仕事かもしれずそれを急いでやることが大事かもしれない。でも、誰かがそれをやらないといけないときにやれる人がいないと全体の仕事が回らない。すべてが現場の仕事なのであるが現場のものがそれをこなせないと現場が回っていないことになる。

普通はそういうボトルネックになりがちな仕事というのは出来る人が限られてしまう。急いでいない単純な仕事は並行してやる雑用のようなものだったりして一人前の仕事には満たない。仕事の出来る人には仕事があって仕事ができないと仕事がないという、働く人の能力次第で仕事も生まれたり生まれなかったり。

新しいことを吸収する力のある学生の方なので、今後のために通常の忍耐の要る仕事も経験をしてもらいたいが、新しいことをやってもらおうと思っている。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内