リネン日記
取材
2017年04月11日
今日は午後から繊研新聞の記者の方のPTJに関する取材。取材といっても固いものではなくて、仕事の雑談というような感じで近況報告するようなもの。繊維の技術的な最先端を発表するとかそんなのではなくって、自分が今やっていることで面白そうなことを記者の方にお話しする。近江上布絣の広幅織物が現実のものとなったので、それを見ていただいたり。
私が判断して、織物の業界ではそれなりに高度なものであるという判断。単なる技術ではなくって、見た目の存在感なども含めて、商品としての高級感や価値観が漂うのかどうか。私自身のポイントとしては、近江上布が量産されていた時代のような勢いを、今の数名で支える日本の麻織物の業界の中で再現するという試みの部分。
型紙を彫って、横糸に捺染、織って、加工まで一人の人間が行って生地が出来上がる。その工程を一人の人間が詰めて作業すれば1週間ほどもあれば着分が出来上がるというのは画期的なことではないのかと思う。これは、効率化したとかじゃなくって、昔の人以上に高い能力で人が作業をこなすからという形。やることはアパレル用の広幅で織るという伝統工芸品以上に手間なこと。それを一人がやってのけるというプロセスを構築。
世界でも数本の指に入るような手間の織物の世界を現在の洋服素材として生み出してゆく。今年はオートクチュール向けのワンピース素材の試作に挑戦をする、PTJでは、試作に向けた柄の要望なども来場者にお尋ねしたい。
私が判断して、織物の業界ではそれなりに高度なものであるという判断。単なる技術ではなくって、見た目の存在感なども含めて、商品としての高級感や価値観が漂うのかどうか。私自身のポイントとしては、近江上布が量産されていた時代のような勢いを、今の数名で支える日本の麻織物の業界の中で再現するという試みの部分。
型紙を彫って、横糸に捺染、織って、加工まで一人の人間が行って生地が出来上がる。その工程を一人の人間が詰めて作業すれば1週間ほどもあれば着分が出来上がるというのは画期的なことではないのかと思う。これは、効率化したとかじゃなくって、昔の人以上に高い能力で人が作業をこなすからという形。やることはアパレル用の広幅で織るという伝統工芸品以上に手間なこと。それを一人がやってのけるというプロセスを構築。
世界でも数本の指に入るような手間の織物の世界を現在の洋服素材として生み出してゆく。今年はオートクチュール向けのワンピース素材の試作に挑戦をする、PTJでは、試作に向けた柄の要望なども来場者にお尋ねしたい。