リネン日記
チェーンのコマ
2010年03月23日
今日は午前中に加工出しの準備をしまして、午後からは来客がありました。最近のエコ、ナチュラルブームで、リネンや麻という素材は注目度が増し、いろいろなリネン企画を立ち上げようと動かれている方も多いです。
今日も夜には、織機の調整を行いました。昔の織機というのは何十年も使えるので、自分自身でメンテナンスを行わないといけない部分も多いのです。今日の場合には、織機の主軸の回転をドビーに伝えるチェーンが伸びてしまって、そのチェーンのコマをひとつ抜いてあげるということを行いました。同時にドビーの開口のタイミングの調整もしないといけません。
織機を作った人というのはすごいなあと思います。いろいろなところを調整する仕組みを機械に持たせて、長く使えるように設計してあるのです。不思議なのは、今の自動車や家電製品にはこのような調整の機構がないところです。そういう製品というのは、悪くなったら交換という仕組みで長くは使えないのです。
同じ織機でいろいろと織ることはできるのですが、その都度の変更や調整を考えると、この織機はL25番手専用、この織機はL40番手専用、この織機はL60番手専用、この織機はL100番手専用としておいたほうが、機の乗せ変えも少なく、見本を作るために多種多様なことがやりやすいのです。
ものをつくるというのは、新商品の企画だけでなく、それをつくるための設備や人材を維持し、ものづくりできる環境を守るという部分がなかなか大変なところです。でも、その分のメリットとして、自分の作りたいものが作りたいだけ作れるという贅沢があります。
今日も夜には、織機の調整を行いました。昔の織機というのは何十年も使えるので、自分自身でメンテナンスを行わないといけない部分も多いのです。今日の場合には、織機の主軸の回転をドビーに伝えるチェーンが伸びてしまって、そのチェーンのコマをひとつ抜いてあげるということを行いました。同時にドビーの開口のタイミングの調整もしないといけません。
織機を作った人というのはすごいなあと思います。いろいろなところを調整する仕組みを機械に持たせて、長く使えるように設計してあるのです。不思議なのは、今の自動車や家電製品にはこのような調整の機構がないところです。そういう製品というのは、悪くなったら交換という仕組みで長くは使えないのです。
同じ織機でいろいろと織ることはできるのですが、その都度の変更や調整を考えると、この織機はL25番手専用、この織機はL40番手専用、この織機はL60番手専用、この織機はL100番手専用としておいたほうが、機の乗せ変えも少なく、見本を作るために多種多様なことがやりやすいのです。
ものをつくるというのは、新商品の企画だけでなく、それをつくるための設備や人材を維持し、ものづくりできる環境を守るという部分がなかなか大変なところです。でも、その分のメリットとして、自分の作りたいものが作りたいだけ作れるという贅沢があります。