リネン日記
蒸し器
2017年10月06日
連日の雨、秋雨という類なのだろうけども、肌寒さも伴う。うれしいことが一つあって、今のプロジェクトで使う蒸し器が完成をした。どうやって蒸すべきかを思案していただけに、出来上がった蒸し器が届くのが楽しみ。織りの技法だけでなく、蒸し器もそれに合わせて、考案したほうがあとの本生産も含めて可能性が見極められる。本格的なものなので今までのものと違って試作も安定して出来るようになると思う。
初年度は、染色の技法からの考案で、すでにあるものを活用して組み立てて道具としたが、今年度は、捺染台と蒸し器を本格化して、捺染幅も織り幅に合わせて自由に後で組み変えられるように工夫してある。林与の中にあるシャトル織機と連携ができるように捺染サイズなども合わせて作った。昭和の型紙などが手元に残っていたりするのでそれをデータとして活用するのがよいと考えている。また、直接それを使うことができないかとも考えているが、渋紙に紗などもカシューで貼ってあるものなので、できれば昭和の型紙はよい状態のまま残しておきたい。
織物の世界で人々に感動を与えるような布を自分の手で生み出せないかと思う。林与の近江上布のアーカイブは、量と質的に、今まで見た中で一番すごいと思ってもらえる方が多いものであるのだけども、その世界を自分の手で作れればと思うだけでなく、過去と同じものを作ってもそれは使うことの難しい幅の狭い生地なので、アパレルの1点もの向けにでも、一つ一つ作り上げて欲しい方に買った貰うようなものにしたいと考えている。作品としての布かもしれないが、自分が作ろうと求めて作る世界で、過去の林与のものづくりの蓄積の上にある点もオリジナリティがあろうかと思う。
初年度は、染色の技法からの考案で、すでにあるものを活用して組み立てて道具としたが、今年度は、捺染台と蒸し器を本格化して、捺染幅も織り幅に合わせて自由に後で組み変えられるように工夫してある。林与の中にあるシャトル織機と連携ができるように捺染サイズなども合わせて作った。昭和の型紙などが手元に残っていたりするのでそれをデータとして活用するのがよいと考えている。また、直接それを使うことができないかとも考えているが、渋紙に紗などもカシューで貼ってあるものなので、できれば昭和の型紙はよい状態のまま残しておきたい。
織物の世界で人々に感動を与えるような布を自分の手で生み出せないかと思う。林与の近江上布のアーカイブは、量と質的に、今まで見た中で一番すごいと思ってもらえる方が多いものであるのだけども、その世界を自分の手で作れればと思うだけでなく、過去と同じものを作ってもそれは使うことの難しい幅の狭い生地なので、アパレルの1点もの向けにでも、一つ一つ作り上げて欲しい方に買った貰うようなものにしたいと考えている。作品としての布かもしれないが、自分が作ろうと求めて作る世界で、過去の林与のものづくりの蓄積の上にある点もオリジナリティがあろうかと思う。