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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

修正

2017年11月10日

織物に修正作業が伴い、それは織るよりも手間が掛かることが多い。麻の100番手クラスだと、インチ70本だとセンチ30本ほど、縦横それぞれの1mmに3本の糸が存在する。麻糸は凸凹なので、それぞれの糸がまっすぐに走っていようが、織られた状態で一本一本の糸を把握しようとすると、肉眼では難しいことも多い。今、修正しているのは黒い糸がベースになった織物で織ること自体も、細番手の麻糸のような場合だと、白の織物を織る何倍も難しくなる。

布(ヌノ)という言葉はオを縫うことが語源となって、ヌウオが布(ヌノ)となったといわれる。日本で最初の織物というのは、日本でもアンギンだとされるけども、アンギンというと上から下に糸を平行に等間隔でたくさん垂らしてそれを編むような感じで横糸を通す。私が思うのに、木の棒2本に糸をぐるぐる巻きにして、それを縫うスタイルの織物もあったろうとおもう。地面においてやったほうが簡単だろうなあと思う。

織物を縫って作ることが可能なのだ。織物は、居る(イル)が転じてオルとなった説と縦糸を折って織るので織るというようになった説などがあるが、オルのは布で、古代に布というのはオを織ったものを指した。絹は、打面して綿として使ったので織るものではなかった。近江真綿なども、綿ではなく、絹の布団綿のことを指すのを初めてしったときには、何で綿布団なのにシルク使っているのか疑問だったけど、絹を打面してワタとして面にして、それを肌に当てて服としたのが始まりとされる。


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