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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

少数派なのが

2017年12月04日

業界で仕事していても少数派なのが、現金で10万円と10万円を材料や労力につぎ込んだ布とどちらが大事か。実際に仕事している人にとってはもちろん後者の自分が10万円使った布のほうが現金10万円よりも価値があるだろう。買う人も同じように感じるはずであるから買うということだろう。

でも、今の日本ではこれは少数派で、最後に現金がいくら残ったかがバロメーターであるような、商売の考え方が主流である。日本の文化に対する価値観が落ちてきているのもそのあたり。大きな会社だと資本家である株主がみているものはまさに現金を勘定するだけのことで、それなら、ものづくりなんてやめて金融業や投機筋を業としてやったほうがよいのではないかと思える。

百貨店がプライベートブランドの在庫が残ってしまい、利益路線に戻るという話も、株主側から見れば、どれだけ利益を上げるかが目的だろうけども、在庫を積んで失敗に思えることが産業を支援しているというあたり。意義という部分がなくなれば、国内でものをつくる意味や国産の意味もないだろう。世界の一番安い材料を捜し求めるマクドナルドスタイルを百貨店が目指せば利益率はマックスになるだろうし、地代を求める形に戻れば当面の収益はマックスになるだろうが、長い目でみれば、百円ショップ化するだけのこと。

これは私の商売も同じで、化かしたものを売ると利益は上がるが、意味すらもないところ。自分自身がどこまで自分の時間と覚悟を注ぎ込んでいるかが要でしかなく、利益を最優先にする薄っぺらい経営ならやめたほうがよいだろうと思うところも多い。日本の大きなイメージのブランドや百貨店が無味乾燥な配当目的の株主目線での利益重視になったら、世界で一番安いところを探し、国すらもハイエナする悪意すらもない奴隷制度そのものの感覚に陥る。

海外を利用すれば法律の抜け穴で、行政も航空会社の外交特権なみの差別を平気にやってしまう狂った、自分は特別という差別が一番強いだけのあたり。苦労もしらない外交官の子供が、航空会社の外交特権待遇でちやほや、みるからに餓鬼でしかないが、それが日本の力に弱く差別する公務員行政で、国民主権とは180度反対のことやって民主主義も成り立つまい。アメリカ人の一人の命と日本人の一人の命が同じ程度には守られないとならんだろうなと思う。

米軍が日本人をレイプしても治外法権でうやむやというような、国政。日本人の命を守るのが日本のまさに国益なのに、日本人の命すらもが日本の特別階級の行政の利益とか欲の前には単なる消耗品であるのが残念すぎる。


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