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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ムーミン

2018年01月15日

ムーミンがセンター試験に登場したという話だが、クイズ番組かよと思える内容。センター試験というからには、高校の教科書にムーミンが載っていないと不公平が起こる。誰もが日本人だとテレビを観ているという想定があるのだろうけども、親がムーミンを子供に見せない家庭だってあるだろう。ムーミンを授業で教える高校があるのかというあたりに尽きる。

問題作成者は、たぶん私くらいの世代で、昔、アニメを見ていて常識のひとつで、面白い問題だと思っているのだろうけど。これが答えられない受験生にとっては、なんでこんなのが大学受験に必要なのかというあたりだろう。適切不適切の判断力がない人間が問題を作成している。大先生タイプの人にはこういう人が多い。

昔、大学の数学の一般教養の問題で、私は100点とったことがあるけど、それがむちゃくちゃな問題で、計算じゃなく、雑学程度の問題2問を、完結に書けで、1行づつ20文字程度でそれぞれ答え書いた。私は100点とれたがあれでは駄目。0点の子がかわいそう。京都大学の先生だった人らしく、人気講義で1000人近くが受講者となったが、他大学の学生のことなんてどうでも良い先生だったと思う。

しかしながら、これが社会の縮図なのかもしれないと思うことも多い。ファッション関係でもその場限りのブームが多く、正しく仕事をしていてもお金にならないことが多い。正しい答えがその場の状況で変わることが多いし、計画どおりの結果になることはほとんどないだろう。採点する相手次第で、100点にもなれば、0点にもなる。ムーミンの問題の正誤より、ムーミンの出すのはどうなんかなあという感覚が実社会的な問題。


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