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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インターテキスタイル上海初日

2018年03月14日

今日は、朝、今回はじめての通訳の人と出会わないのといけなくてそれがうまく行くかどうか心配していたがうまく地下鉄の出口で合流できて、展示会スタート。中国のお客さんが3分の2以上くらい。海外のお客さんは3分の1以下だった。

中国でのリネンの人気は高く、高級なブランドやお店がリネンの商品を探しに来る。今回は、広幅の絣織りのプロジェクトをメインにして、どういう反応があるのか、多くの方々が絣のサンプル生地に興味を持ってくださる。絣織物の想定価格は1m2万円から3万円、説明するとその価値を分かってもらえる場合が多い。ただし、商売として売れるのかどうかは別の問題であろう。展示しているストールサンプルなども想定価格を説明しても売ってほしいといわれる方も多かったが、ストールなどもまだ本生産ができておらで、それらを売ることができないのだが、本生産するのが楽しみである。

リネンのワンピースになると広幅絣は10万円くらいのものになるだろうと想定。ネットでの直売や百貨店イベント、委託などでの販売を考えている。染も昨年よりも品質を上げたので、プリントでの染よりも色がしっかりとしている。これは、布を染めているのではなく、糸を染めるので、色がリネンの中まで入っているから絣ながら色がしっかりとしているということだろう。

お客さんだけでなく、手織りを自分で仕事にされている方や手刺繍をされている方などが、絣織りに興味をもたれて、絣の技法に関してのものづくりの部分の話をさせていただいた。なかには自分がテキスタイルに求めているものの答えがこれだ、という方も居られたりした。たぶん、インテキ上海のテキスタイルの中では一番くらいに手の込んだ特別な世界の布に見えると思う。

日本の布が世界に出てゆくときに、日本の布の力を感じてもらえるようなものを作りたいと思って、通常の仕事の合間を見つけて試作をつくっているが、私としてはかなり十分な出来であとは実践の中で完成に近づけてゆくべきだと思う。絣に興味をもってくださる方が多いのが本当によかった。

夜は、インターテキスタイルナイト。近くのホテルのバルーンルームで、各国の招待された出展者やVIPバイヤーが500人くらいブッフェを楽しむ。私も遅れてだが通訳の方と参加して食事を楽しんだ。北京で生地商やってる展示会で知り合ったここ5年くらいの友人サイモンも、一緒のホテルに部屋を取って夜遅くまでコンピュータで辞書引きながら話。


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