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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

テキスタイルマルシェ2日目

2018年05月18日

東京に来て思うのが人が多いということ。一方で東京では出来ることも限られてしまうということも感じる。東京にお住まいの方には失礼だけど、人が何も持たずに生きて行けるのが東京なのかもしれないと思う。移動するのに自転車も車も必要ない、あると逆に邪魔とか。社会が移動の足、電車や地下鉄を用意してくれてそれを利用できる生活。

今日は、上島佳代子先生に久しぶりにお会いした3年ぶりくらいになるだろうか。上島先生のくるみボタンは、布を使うのだが、麻でもつくれないことはないのだが、昨日、松尾捺染さんが新しいプリントのシリーズを東京のデザイナーの方と立ち上げられたのが色も柄もかわいくって、かわいいボタンをつくるのにずばりじゃないかと松尾さんに少し協力いただけないかとご相談すると生地をワークショップ用に分けてもらえることになり思いもよらず、つくったボタンはやはりかわいい。

今日は、午後3時頃から八王子に向かい、譲ってもらえることになった反物用の蒸器の下見。そして夜10時過ぎに恵比寿で、つなぐ通信の皆さんとお食事。皆さんの林与のスタッフえりちゃんへの期待は大きい。織物業界の中でも一番くらいに注目いただいている若者、能力も高いから目の前のものごとをひとつひとつ前にこなして行くだけで成功できると思う。

八王子から恵比寿に行く途中、夜8時半頃、都心で、ガソリンが少なくなりガソリンスタンドを探すも、ガソリンスタンド10件回ってようやく開いているところが見つかった。田舎のガソリンスタンドでも、国道沿いは24時間が多いのに、東京のガソリンスタンドは通常の営業でうまく回るというのがやはり東京という場所の利点なんだろう。

私のやっているようなアパレル向け織物を織るのは東京では難しいだろう。技術の問題ではなくて固定資産税の問題で。東京でも手織りなら作家として食べていける可能性は高いのではないだろうか。学校で織物を勉強された方などは手織り作家として活躍されるのはどうだろうか。日本の将来の織物のイメージを考えると、織機なども動かせなくなってゆく流れなので、手織りなどの原点に戻ってつくるのが残れる一つのスタイルではないのかと思えたりする。


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