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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

本当に環境のことを考えると

2018年10月12日

レジ袋の有料化問題でも、ゴミ袋としてレジ袋として使うことも許されないとか、行政からして環境に関する意識はどうなのかと思う。新品のもやすゴミの袋を買って捨てる袋としてだけに使うとか駄目じゃん。レジ袋でもゴミ袋としての用途は十分に果たすと思うが、そういう意識にならないのが日本の行政。ゴミ袋一つにしても新しいものを使うのはもったいないわなあ。

ペットボトルも一回しか使わないでリサイクルというのももったいない話だと思えて仕方ない。リサイクル自体がエネルギーを使うし、使えるものをリサイクルするという感覚がどうしても理解できず、ペットボトルそのものを洗うだけでそのまま再利用できる形に、マイタンブラーじゃないけど、マイペットボトルシステムを普及させるとかするとよいんじゃないだろうか。地元の平和堂でも水をペットボトルに詰めて持ち帰ることのできるサービスをやっている。昔のように350mlとか、500mlとかじゃなく、今は2Lがデフォになったのは有難いのではあるが、2Lのペットボトルでも1回でリサイクルはもったいないのである。

プリント工場で金色の箔を加工するのも案外みてて、剥離紙のゴミが沢山出るのでもったいない話だなあと思ったり、そういうゴミを出しながらも利益が上がっていくなら商売としては成り立つのだろうけど、そういう剥離紙でも別の用途で活用をできないものなのかと思う。

織物の工程で一番使う材料は糸なのだが、糸もほとんど捨てずに使いきる、でも、糸の入っているダンボール箱なんか丈夫なので、残しておいて、染めた糸の保管に使ったりするようにしている。使えるものを捨てて綺麗さっぱりは簡単なのだが、なるべく、最後まで使い切りたいものである。インターナショナルなブランドが在庫を廃棄処分しないことにしたそうだが、結局はみんなが高いお金出して買っているものでも作っているブランドからすれば残ればゴミと同じだったのである。繊維の世界でそういう感覚があるのが、本当に向き合ってつくっているものと、金儲けだけのためにつくっているものの違いで、法律や規則で偉そうにしていると大事なものを見失ってしまうものである。


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