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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ピンチ

2018年12月26日

自分の仕事でもピンチな局面はあったりするが、それは努力すれば打開策が見えてくるもので、全体的な方向性を調整するとかで、成り立つ道は見えてくるものだろうと思う。機屋というのは織物を織っているだけでなく、織物を提案したり企画したりもできるので、やろうと思えば仕事の幅が農業と同じですごく広いからだろうと思う。

織るだけに徹してしまうと他力本願的になりがちで、本業以外の一般的な投資とかにはぐらかされてしまうのだろうと思う。分業で成り立つ自営的な仕事をしている人が本業以外に手を出してこけるとか、商売が難しくなったときに大きくこけてしまうのはその辺りだろうと思う。投資的なものごとは儲かるなら本人がやって儲けるはずという、よくある話で、なんで自分がやって儲けないのという話。

同じ物事をするにしても、誰が何をいつどこでどんな風にやるかで、答えはまったく変ってくる。コブ取り爺さんとか、花咲爺さんの話が古典的なのだが、他の人が儲かった話を聞いて同じことをやっても人も違うしタイミングも違うから同じように成功するならそんなに簡単なことは無いのである。コンビニなんて全国どの店舗も同じ運営形態で基本場所だけが大事なのである。といいつつも、田舎だとコンビニも経営努力をしていて、工場地帯にトラックも沢山入れる大きな駐車場を持つ店舗をつくる、お昼は従業員が買いに来てくれるし、夜はトラックヤードとして提供することで深夜も売り上げが立つ。都市部のコンビニのように長時間駐車をとやかく言い出したら商売が成り立たなくなる。

そういうのを考えると織物の仕事も同じだろうなあと思う。自分に適した商売のスタイルを持つことが大事で、林与の場合には出来る限り自分でできることはやってみることで、仕事にも柔軟性を持たせピンチも乗り切れるようなスタイルが良いんだろうなあと思う。


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