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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ストーリー性

2010年04月26日

もう四月も終わろうとしているのですが、まだまだ寒いですね。百貨店や小売店店頭の春夏物の動きというのはまだまだこれからのようで、来春夏物の企画というのが始まりは始まり始めておりますが、店頭の様子を見ながらの進行のようです。

展示会では、非常にリネンや麻は注目をされておりました。数あるリネンの中でも「林与」のリネンを選んでもらうためには、リネンそのものを良く知ってもらうことが一番大事ではないかと思うところが多く、リネンや麻についてブースにお越しになられた皆様といろいろとお話をいたしました。

私自身が、素材に関しての知識などお話することもあるのですが、アパレル以外の世界に関しては、いろいろと教えていただくこともたくさんありました。また、日本にはものづくりへのこだわりで元気にされているかたがおられるのを実感いたしました。そんな皆様と最終的な商品も見据えて、林与が生地を提案していけることはありがたいなあと思っております。

初めて、林与とお話くださった多くの方が、「林与」ってなんですか?とか、「いつからやっているのですか」とか「どこで作られているのですか」とお尋ねになられるケースが多いのですが、それは、布の見た目や風合い以外の部分にストーリー性を求められているのではないかと感じます。ブランドさんがブランドを作り上げられるとき、他とどう違うのという部分は商品よりもそのストーリー性で、素材からしてそれを語ることができるというのは面白いとは思われませんか?


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