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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

とおりゃんせ

2019年07月11日

今日は雨が続いている。昼前まで補助金申請案件のテーマのことを考えていたほか、もろもろの件でバタバタ、午後からお客様、そのあと京都の大学で講師しておられる方から2年ぶりくらいに電話をもらって知り合いの先生が白絣っぽいものを探されているということ。結局、林与に残っているのは50くらい昔の本麻の数反しかなく、林与の記録として残しておかないといけない分だけ。手ごろなもので定期的に入るようなものがよいということで綿麻とか綿のものなら手軽な値段でネットで見たことがある気がしたので、そういう情報をご紹介した。

白絣はマンガン染、もう今はつくることは基本できないという形。別の似た方法だと似たようなものが作れるはずなのだが、今の時代、着物の生地が何百匹もそれなりの値段で流れることはないので、技法としてはセカンドベストなものが出来てもそれを何百疋作ってコストを落としたとしても成り立つかは別問題で難しいだろう。最初に見本が1匹欲しいとか言われることが多いので、企画だけでは最初の見本を作る100万円とか費用も掛かり時間もリスクもあるが、卵が先か鶏が先かの話になる。卸業者を当てにしていては、見本をつくったけど、実際には、話が流れたり、最初100疋でよいとか、いわれるのがよくあるパターン。実際の企画や卸業者の機能も包括しないと仕事しても振り回されて成り立たないことが多い。

右腕が上がり難いのが続いていて、右腕でものを持つのも力が足りないことが多い。これも放っておくうちに治るのだろうけども、強制的に鉄棒にぶら下がって痛いのを乗り越えるとかすれば治るか、あるいはポキンといってしまうのか。ずれているんだろう。

飼っているミナミヌマエビの水槽もにごり始めたので、もう一つ水槽を昨日立ち上げて抱卵個体を移した。ミナミヌマエビを飼うのが目的ではなく、水のろ過についての全般的な考察をすることが目的。この濁った状態というのはろ過し続けていても濁るので、水替えしかないというか水替えが一番の結論。濁るときにPhが、アルカリに傾き上がるとミナミヌマエビが死んでしまうとか、Ph6.8くらいの弱酸性状態がベストであることなど、ろ過だけで無く、バイオトープとして動物だけでなく土や植物などの生命環境が維持されないと水をろ過機能だけでは綺麗に保つことも難しい。

そろそろ村の池の問題も自分なりの答えが見えてきた気がして、極端に濁った場合には水を入れ替えるしかない。そのためには綺麗な水を入れる方法が必要で、濁った水をろ過して入れるよりは、ポンプで地下水をくみ上げて解決する方法が一番簡単だろう。新たにポンプを設置すると維持も問題が起こると大変なので、既存のポンプを許可をもらいある程度の費用を払う形で使わせてもらうのが一番よい方法ではないのかと思う。

今日、池も久しぶりに確認したら、水は澄んでいて、やはり、6月くらいまで田んぼの泥水が流れ込むのが基本的には濁りの原因であるのだろう。藻みたいなものも2ヶ月ほど前みたときには底にたまっていたがそれはなくなっていた。どうやって?2番目の小さな池は、泥がたまった状態。1週間に一度くらい1時間ほど思い切り、ポンプで地下水くみ上げ勢いよく地下水を流してあげるのが一番簡単な解決方法には違いない。

あと鯉の餌代の問題もあろう。安い餌を探せば1ヶ月2000円程度で済むのではないだろうか、ポンプの借用代金と含め年間5万円ほどの話ですまないだろうか。もうひとつ問題は、最終的に池のままにしておくのかグランドに戻す話になるのか。10年、20年あとに備えて積み立てを毎年10万づつ位しておき、鯉の面倒が見られないときには元に戻す話も検討をできるように費用面で用意しておかないとならないだろう。原発問題や太陽光問題も片付けるのが大きな話なのであるのと似ていて、片付けられないとアスベストやPCB問題以上の放射能やカドミウム問題を次の世代が背負わないとならない。

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

これは、オーガニックの世界にもいえる話。オーガニックの世界が、行きはよいよい帰り倭怖いのとおりゃんせな世界なのが怖い話。


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