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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

製氷2回目

2019年08月08日

今日は、午前中の来客が済んでから、午後から冷凍倉庫のある運送会社に伺って、製氷の容器に水を足す作業。1回目の水は10cmほどの深さの氷になっていたが、水道の水は30度近くだろう氷は割れて解け始める。20cmほどの深さになるくらいまで水を足して、再度、祭り当日の夕方まで冷凍してもらう。

とにかく、今日も暑い。梅雨が明けて非常に暑い日が続く、今年も夏物アパレルというのは、あまりよくなかっただろうと思う。7月に入ればバーゲンで、バーゲンが早すぎるのだが、早くバーゲンした百貨店ほど業績はよいという傾向にある。他と比べて同じものがその百貨店では安く買えるのだから、売り上げが上がるのは当然だけど、その傾向が強まり、ほとんどの百貨店がバーゲンを前倒ししたときには、百貨店が立地のよいディスカウントストアーという位置づけになり、百貨店業界以外との価格競争を百貨店業界自らが持ち込んでしまうことになる。

思うのが、季節商品には売れるタイミングというものがあるだろうけど、洋服なんかでも特に麻製品はほとんど劣化することがないので、定番的な洋服なら在庫になっても、翌年にも同じ価値で販売できると考えるが、繊維業界でそう考える人というのは少ない。私なんかは特殊で今手に入れておかないと将来手に入らなくなると思う糸とか、作って何年も売らないままにある布とか、糸や布に対する評価は高いつもりで、良い糸を使うんだから、良い染、良い加工でないともったいない気がして、一般には売れない値段の物を作ってしまうことも多い。

売れなかったら意味がないという人も多いけど、ものづくりには多様性があってよいだろうと思う。私が存在している意味があるのも、ほかの人とは違う考え方で違うスタイルでものづくりをしている部分。そういう部分が生命線であるような気がしてならない。


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