リネン日記
やばすぎる
2019年09月11日
昔、知人の方がテレビでデザイナーがやってる機屋の動画をみたそうで、デザイナーの女性がストールを巻いて織機を動かしているような馬鹿なことしていると。最近、偶然、その動画であろうを見かけてしまって、みると、この方はイメージだけで、たぶん織機動かせないんだろうなあとすぐに感じてしまうのである。一見して、私は織機は分かりませんみたいな動画、その産地の女性でもちゃんと織機を動かしている人を知っているだけに残念過ぎるレベル。織物をつくる苦労をしって、産地や織物をプロモーションしてもらいたいなあと思う。
私が先代に対しても作業を嫌がって仕事ができるイメージでいたのが一番駄目だと思うところ。作業するのを馬鹿にしていたところもあって、実際に自分が仕事するといっても作業をしてもまともなものは一つも作れなかったのは非常に残念なことで、頭で他の人を使う無駄みたいなものを感じる。田舎の工場が大企業病といってもよいくらい、日本のものづくりの世界とは別の海外の経営者的なものづくり。小さな田舎企業が海外の大企業と同じような感覚だと海外のものづくりに追い抜かれてゆくのも仕方ないと思ったのがそこ。
大手SPAが売れるのは、なぜか、それは出来上がった売れそうな感じのものを選ぶセレクトブランドだから。ほんとそこ。大手SPAの人がものづくりに口挟んだら傾く流れになるだけのことで、ものづくり分かってる人たちがつくったものを選んでいるだけだからそれなりに問題も少なく売りやすい。逆に、大手SPAのテイストとアイデアをぶち込んで毎年新作なんてやるとまともなものを作れず不安定になる要素。大手SPAがリネンをやりだしたときにオーストリア産のリネンという謳い、その実態は当時から今までもつかめないでいるけど、かつてのオーストリア紡績企業が中国で生産していたとしたら成り立つような話ではないかと思う。突如現れたオーストリア紡績のリネン糸、2000年以降に安定して大量に手に入るとかが本当にありうる話だったのだろうか。アイリッシュリネン幻想も、林与がもう存在しないと結論付けた2008年ころまでつづいた幻想。
フレンチリネンの表記が、フランス産ベルギー産という表記になったのも、当たり前のこと。ファイバーの原産地は特定できても原料の原産地を特定することは難しいのが今のEU.自由貿易圏EUにおいては自由にものも人も動いてしまう。また、安定したリネン糸ををつくるためには、いろんな地域の原料を混ぜるのが手法の一つで大量生産のものほどそういう手法がとられるのが普通。フランスのファイバー工場であろうが、ヨーロッパ原料というあたりまでは限定できても、厳密な原産地まで歌うことができないのはそこ。オーガニックリネンに関してもその基準であり、ファイバーはヨーロッパ原料のオーガニック原料というところまで。
ある日本の大手のアパレルとのビジネスマッチングで、そのアパレルの麻素材を担当しておられる方がある紡績工場の糸はすべてフレンチリネンだと、その会社の冊子でも読んだ知識でだろうか、実際には中国原料も紡績しているし、フランス原料も、ベルギー原料も輸入していて、フレンチリネンだとは限定することは難しい。指定して糸を選ばないと中国原料を使用した糸も十分ありうるのである。そういう内情もしならないで大手のアパレルのリネン原料のアドバイザーでは、消費者が、謳われるものと違うものを買わされてしまうことになりかねない。大手アパレルの原料の謳いにしてもその程度のものであって、私がヨーロッパ原料の指定はできても、ベルギー産、フランス産の指定は難しいというのも現実的な話なのである。
オーガニックコットンなどでも、グローバルスタンダードという言葉自体が無理な話で、グローバルスタンダードという言葉の使用も偽装にあたるのではないかと心配をしている。偽装をなくすためには、そろそろ変更が必要ではないかと思うところ。各国の基準にゆだねられていて、基本的な肥料の三大要素である、N、P、Kに関してはインドでは使用に対して規制がないのである(自然の比率を著しく超えないことという制限がつくくらい)。インドで、遺伝子組み換えコットン農家や、コンベンショナルコットン農家が、オーガニックコットンに移行しやすいのも実はそこなのだ。普通に使われている化学肥料と呼ばれるものを使うことがインドの基準で許されている。日本の基準だとオーガニック偽装で犯罪レベルかもしれないが、大手の国際的な認証機関という存在がそういう偽装まがいのオブラートを生み出して、日本でもオーガニック栽培なんて難しいのに、水もない虫もいない砂漠のような不毛の地で、肥料の袋をあければN,P,Kのバランスの取れた豊かな土壌が形成される。日本に多く流れてくるインド産のオーガニックコットンはインドの基準に準拠して認定する国際的なオーガニック基準などはその程度のもの。日本で合成肥料(化学肥料)使って原料を栽培してオーガニック製品だとお縄ものだろうが、栽培国の基準で認可を受けて原料や糸、製品で入ってくると普通のN,P,K肥料使ったものがオーガニック製品で通ることになる。
当たり前のことだが、大量生産のオーガニックが天然の原料由来で育つのかという問題。しかも、オーガニックコットンが大量生産されるのは、機械で収穫される雨の降りにくい地域。ヨーロッパではクリーンディーゼル偽装で20年近くシェアを伸ばして、実際はディーセルの普通の排気を20年世界中で垂れないがしていたという現実。ヨーロッパでは現実のものづくりができなくなって認証とかラベルビジネスが横行、アイリッシュリネン幻想と同じで、実際にはないものまでもあるようにして金儲けするのが横行している。そしてそういうのに一番飛びつくのが日本の認証ビジネスや業者。私自身も実際に使う立場、消費者目線で厳しく監視する目で偽装の多いオーガニック認証に対して指摘する目をもっていないといけないと思っている。枯葉剤をつかった畑の画像をバックにオーガニックコットンを、オーガニック認証機関がプロモーションするレベルだから、日本オーガニックがどこまで本当なのかはやばすぎる。それを指摘もしても変わらない、役人レベルのだらしなさで、権威主義の人間がオーガニックを食い物にする構造はまったく駄目。
合成繊維が入っていてもオーガニックという認証ラベルをつけるような動きまであるほど、日本人だと偽装に思えるものが、ヨーロッパのゆるい国際基準ではオッケーということ。一般的にコットン製品をリネンと呼ぶこともヨーロッパではよくありがちな話。また、インドでは遺伝子組み換えやコンベンショナルコットンの種の使用も、オーガニックコットンの種子を手に入れる努力をしても難しいなら許されてしまうような基準。遺伝子組み換え農家やコンベンショナルコットン農家が移行するときに大事な種子すら自助努力目標程度の基準なのである。インドでのオーガニックの種がその程度の基準なので、国際認証機関がトレイさびりてぃを謳ったとしても、一番敵視している遺伝子組み換えコットンの種が使われてしまっている疑惑が起ころうが、製品で判別する技術は存在しないと責任逃れ。トレイサビリティによる証明なのだが、コンベンショナルコットンの種の使用も認めているのだから、コンベンショナルコットンにはトレイサビリティはない、インドでは多くが遺伝子組み換えコットン、すなわち遺伝子組み換えコットンが混じっているのが普通で、インドの国のオーガニックの基準として、オーガニックコットンの種を使うというのが努力目標である程度では排除できるようなものではない。
私が先代に対しても作業を嫌がって仕事ができるイメージでいたのが一番駄目だと思うところ。作業するのを馬鹿にしていたところもあって、実際に自分が仕事するといっても作業をしてもまともなものは一つも作れなかったのは非常に残念なことで、頭で他の人を使う無駄みたいなものを感じる。田舎の工場が大企業病といってもよいくらい、日本のものづくりの世界とは別の海外の経営者的なものづくり。小さな田舎企業が海外の大企業と同じような感覚だと海外のものづくりに追い抜かれてゆくのも仕方ないと思ったのがそこ。
大手SPAが売れるのは、なぜか、それは出来上がった売れそうな感じのものを選ぶセレクトブランドだから。ほんとそこ。大手SPAの人がものづくりに口挟んだら傾く流れになるだけのことで、ものづくり分かってる人たちがつくったものを選んでいるだけだからそれなりに問題も少なく売りやすい。逆に、大手SPAのテイストとアイデアをぶち込んで毎年新作なんてやるとまともなものを作れず不安定になる要素。大手SPAがリネンをやりだしたときにオーストリア産のリネンという謳い、その実態は当時から今までもつかめないでいるけど、かつてのオーストリア紡績企業が中国で生産していたとしたら成り立つような話ではないかと思う。突如現れたオーストリア紡績のリネン糸、2000年以降に安定して大量に手に入るとかが本当にありうる話だったのだろうか。アイリッシュリネン幻想も、林与がもう存在しないと結論付けた2008年ころまでつづいた幻想。
フレンチリネンの表記が、フランス産ベルギー産という表記になったのも、当たり前のこと。ファイバーの原産地は特定できても原料の原産地を特定することは難しいのが今のEU.自由貿易圏EUにおいては自由にものも人も動いてしまう。また、安定したリネン糸ををつくるためには、いろんな地域の原料を混ぜるのが手法の一つで大量生産のものほどそういう手法がとられるのが普通。フランスのファイバー工場であろうが、ヨーロッパ原料というあたりまでは限定できても、厳密な原産地まで歌うことができないのはそこ。オーガニックリネンに関してもその基準であり、ファイバーはヨーロッパ原料のオーガニック原料というところまで。
ある日本の大手のアパレルとのビジネスマッチングで、そのアパレルの麻素材を担当しておられる方がある紡績工場の糸はすべてフレンチリネンだと、その会社の冊子でも読んだ知識でだろうか、実際には中国原料も紡績しているし、フランス原料も、ベルギー原料も輸入していて、フレンチリネンだとは限定することは難しい。指定して糸を選ばないと中国原料を使用した糸も十分ありうるのである。そういう内情もしならないで大手のアパレルのリネン原料のアドバイザーでは、消費者が、謳われるものと違うものを買わされてしまうことになりかねない。大手アパレルの原料の謳いにしてもその程度のものであって、私がヨーロッパ原料の指定はできても、ベルギー産、フランス産の指定は難しいというのも現実的な話なのである。
オーガニックコットンなどでも、グローバルスタンダードという言葉自体が無理な話で、グローバルスタンダードという言葉の使用も偽装にあたるのではないかと心配をしている。偽装をなくすためには、そろそろ変更が必要ではないかと思うところ。各国の基準にゆだねられていて、基本的な肥料の三大要素である、N、P、Kに関してはインドでは使用に対して規制がないのである(自然の比率を著しく超えないことという制限がつくくらい)。インドで、遺伝子組み換えコットン農家や、コンベンショナルコットン農家が、オーガニックコットンに移行しやすいのも実はそこなのだ。普通に使われている化学肥料と呼ばれるものを使うことがインドの基準で許されている。日本の基準だとオーガニック偽装で犯罪レベルかもしれないが、大手の国際的な認証機関という存在がそういう偽装まがいのオブラートを生み出して、日本でもオーガニック栽培なんて難しいのに、水もない虫もいない砂漠のような不毛の地で、肥料の袋をあければN,P,Kのバランスの取れた豊かな土壌が形成される。日本に多く流れてくるインド産のオーガニックコットンはインドの基準に準拠して認定する国際的なオーガニック基準などはその程度のもの。日本で合成肥料(化学肥料)使って原料を栽培してオーガニック製品だとお縄ものだろうが、栽培国の基準で認可を受けて原料や糸、製品で入ってくると普通のN,P,K肥料使ったものがオーガニック製品で通ることになる。
当たり前のことだが、大量生産のオーガニックが天然の原料由来で育つのかという問題。しかも、オーガニックコットンが大量生産されるのは、機械で収穫される雨の降りにくい地域。ヨーロッパではクリーンディーゼル偽装で20年近くシェアを伸ばして、実際はディーセルの普通の排気を20年世界中で垂れないがしていたという現実。ヨーロッパでは現実のものづくりができなくなって認証とかラベルビジネスが横行、アイリッシュリネン幻想と同じで、実際にはないものまでもあるようにして金儲けするのが横行している。そしてそういうのに一番飛びつくのが日本の認証ビジネスや業者。私自身も実際に使う立場、消費者目線で厳しく監視する目で偽装の多いオーガニック認証に対して指摘する目をもっていないといけないと思っている。枯葉剤をつかった畑の画像をバックにオーガニックコットンを、オーガニック認証機関がプロモーションするレベルだから、日本オーガニックがどこまで本当なのかはやばすぎる。それを指摘もしても変わらない、役人レベルのだらしなさで、権威主義の人間がオーガニックを食い物にする構造はまったく駄目。
合成繊維が入っていてもオーガニックという認証ラベルをつけるような動きまであるほど、日本人だと偽装に思えるものが、ヨーロッパのゆるい国際基準ではオッケーということ。一般的にコットン製品をリネンと呼ぶこともヨーロッパではよくありがちな話。また、インドでは遺伝子組み換えやコンベンショナルコットンの種の使用も、オーガニックコットンの種子を手に入れる努力をしても難しいなら許されてしまうような基準。遺伝子組み換え農家やコンベンショナルコットン農家が移行するときに大事な種子すら自助努力目標程度の基準なのである。インドでのオーガニックの種がその程度の基準なので、国際認証機関がトレイさびりてぃを謳ったとしても、一番敵視している遺伝子組み換えコットンの種が使われてしまっている疑惑が起ころうが、製品で判別する技術は存在しないと責任逃れ。トレイサビリティによる証明なのだが、コンベンショナルコットンの種の使用も認めているのだから、コンベンショナルコットンにはトレイサビリティはない、インドでは多くが遺伝子組み換えコットン、すなわち遺伝子組み換えコットンが混じっているのが普通で、インドの国のオーガニックの基準として、オーガニックコットンの種を使うというのが努力目標である程度では排除できるようなものではない。