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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

タイイングマシーンの台

2019年11月05日

糸を繋ぐ機械はタイイングマシーンというが、その本体は40cm角くらいのものだが、タイイングマシーンの台はなんでこんなにでかいのと思うほど大きく普段は邪魔である。今日は整経が一つ終わったのでそれを繋ごうとしたけども、林与にはタイイングマシーンが合計4台あって台も4台分あるのだが、もう40年選手とかなので、タイイングマシーンよりも台のボルトの頭が壊れたりしていてヘキサレンチでうまく締めることができなくなってしまっている。

そこで、今日は思い切ってボルトの交換。知っているかぎりでは20年前からボルトの一つは壊れていたのを覚えているが部品にまで分解してみると、この部品がまだ手に入るのかどうかの問題、手に入れば2台復活できそうな感じ、とりあえず、2台とも同じ症状で、2台の3つのボルトが壊れている。これは困った、ダブル幅用の台のボルトを倉庫にみに行かねばと思いつつも今日は断念。また明日。

ほかにも、今日は、ビーム用のエレベーターがこの20年ほど壊れてしまっているので、ビームを担いで降ろす作業なのだが、リネンデニムなどのビームが重すぎて人力では無理。そこで、ホイストかウィンチか、チェーンブロックか使って、その問題が解決しないかと一休さん。階段を斜面にして、少しづつ調整を掛けながら台車に乗せたビームを斜面を滑らせて降ろす形。たぶんうまく行くだろうという目途が付いた。

ほかにも解決した問題がいろいろとあって、デジタル顕微鏡の使い勝手をよくするために、WIFIタイプのデジタル顕微鏡とタブレットで、布の修正作業ができるように考案とそれの実証。1000倍という謳いのデジタル顕微鏡だが、1mmが10cmくらいに見えるので、私の環境では、最大で100倍くらいがよいところか。モニタが10倍大きければ1000倍ということになるので嘘ではないけども、1000倍でみるためには、100インチくらいのモニターが必要になる。

100倍くらい高かったものが、今は100分の1で手に入ることが多い。そういうものをうまく織りものをつくることに活用すれば、面白いんじゃあないかなあと思える。先日も、滋賀県の東北部工業センターにテキスタイルプリンターが入っているけどまた使ったことがなかったので、今月末から来月頭に1日いろいろと試しに行く予定。どうやったらうまく一点ものと小ロット生産ができるのかというのが課題。技術的な問題もあったりはするのでその辺りどう解決をするのかというあたりも。


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