for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

2020年04月01日

桜が咲かないなあと思っていたが、今日、御幸橋の近くを通ると、雨のなか桜が満開。これほど、ひっそりと咲いた桜は珍しい。肌寒い雨の降るなか、満開の桜。咲いたのも遅いけど、春の感動が少ないのは、自分のなかの問題か?

昨年よりも何倍も落ち着いて毎日することばかりで追われているものの仕事も大きすぎるトラブルにもぶつかりかけても解決法ほうが見つかったりして、この何年かで一番落ち着けている。うまく回っているのは自分の力というよりは、林与で一年のスタッフのしっかりとした仕事のお陰だろう。

他の人の仕事の準備したり助けたり後かたずけする必要がなくなって、トラブルがあっても集中してトラブルに対応できるから、できないことばかりが増えて追われることがないんだろう。同じ仕事でも結果を普通に出せる人というのは10人に一人二人だろう。普通は簡単なところだけやって最後の難しい問題や詰めは他人任せという人がほとんど。

本来だと現場の人間が一番仕事のデータなんかも蓄積して答えを出していけると他の人の真似のできないプロの仕事となるのだろうけども、そこまでしっかりと記録とって仕事する人というのは繊維ではまれで、sampleの時に作ったものを本番で同じように作れる人というのは稀なのである。ある意味、何が正しい結果なのかを分からずに出たとこ勝負で、再現性のないものを作ってもトラブルは増えるばかり、ものの問題というよりも作業する人の仕事に対する考え方の問題がいろんな問題を増やして行く。

自分が最初から最後まで面倒を見るという覚悟みたいなものがあると、正しい答えにもたどり着きやすいし、問題の収束も早いが、それをいやがったり投げ出したりするタイプの人に仕事を任せると、全部が転んでしまうことが多い。ものを見ないでもの作りも多い。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内