リネン日記
引継ぎ
2020年03月28日
今日は、区の評議員一般の引継ぎ。区といっても、東京の区とは規模がまったく違う話で、20軒ほどの区。70歳以下のものが当たるので、一番最初は27の時だったかに当たって、今、51で2回目。2区は高齢化が集落の中でも一番進んでいる。
20年ほど前まではどこの家も軽トラを持っているような感じだったが、今は、田舎でも軽トラを持っている家が少なくなった。軽トラというのは農業に必要だったのだが、どこの家も稲刈りなども専業農家にやってもらうなどして、軽トラが必要なくなってきたのである。
軽トラを愛用してきた年配世代も80を過ぎるなどして、軽トラを文化を次の世代が背負うのかというと、それもまた難しい話で、軽トラが必要とか乗ろうという発想すら異次元に思えるだろう。私も、仕事で最初軽トラに乗ったときには、ミッションで厄介なところあるなあと違和感があった。
軽トラの事件といえば、東京に蒸し器の中古の出物があって、それを軽トラで東京の八王子まで取りに行こうとしたら、高速載ってすぐにオーバーヒートして、なんとか、岐阜羽島でおりて、軽トラをレンタカーして、八王子にたどり着いて、奥田染工の奥田さんとスタッフの人に手伝ってもらって、積み込み持ち帰って、次の日にまた、岐阜羽島まで、レンタカーを返却しに行って、オーバーヒートを心配しながら下道を走って帰ったことがあった。
軽トラというのはどうしてもたまにちょっとしか乗らないので、劣化していることに気が付かない。今の軽トラはスバル、スバルはやっぱり基本強いのかなあと思うが、これもリコール案件にもろ引っ掛かって、バッテリーが充電しないトラブル。オルタネーターの問題でタイミングベルトが切れてしまうというリコール。
手に入れてからすぐに八日市まで行ったときに、帰り、バッテリーが落ちて、エンジンも掛からなくなる。家まで2kmか3kmを歩いて帰って、別の車でバッテリーをコメリに買いに行って、軽トラに新しいバッテリーをつけて、100mづつ2台の車を乗っては取りに行って家まで帰ったことがある。リコール案件を修理してからは調子よく動いているが、自動車の構造に問題があるものを利用者が解決するということは不可能だなあと思う。どうして10数年物の中古の軽トラが今頃リコールなのか? 不思議だが、走っている車が少なくなってからリコールされるみたいな話である。
国の肝炎問題と同じで、何十年もしてから失態を認めて対応する、そのときにはもう多くの人は無くなって問題対象が少なくなって対応ができるという、駄目な話なんだろうと思う。
アメリカにいるときに、ジャガーのV12エンジンを積んだ中古のジャガーXJSというのに乗ったが、ジャンクな宝石で、車に乗っている時間よりも修理工場に入っている時間のほうが長い車であった。ボンネットを開けるとV12エンジンが、かに道楽のカニのように、でっかく存在する。が、他のオルタネーターとか、いろんなものが、エンジンの下にあって、修理がとことん難しい車で、ラジエーター液のキャップのパッキンが古くなると、ラジエーター液が、車の横から漏れ出しオーバーヒートも経験した。イギリス車というのは電気関係が弱く、電気回路系統が劣化して、安定しないという問題も経験し、日本車は電機メーカーが強かったから、信頼性が高いんだと確信した。今や日本でも電機メーカーが基盤部品を国産でつくることも少なくなって、日本車の性能も落ちてくる話になるだろう。自動車に使われているボルトなんかも、日本の大手の偽装問題で、JIS規格の何倍もの耐久性がないといけないものがJIS規格レベルのボルトであったり、鋼材であったり、そんな自動車が日本中に走っている。海外の新興国の自動車と紙一重に近くなってきているのである。
技術を苦労して生み出した人というのは、その価値を知っているから自分の食べていける範囲でものごとをするが、そういう技術をパクろうとする人も多いのである。手品の種を教えてもらって、種明かしで儲けるようなタイプが、日本でも多くなって繊維業界なんかでも、日本中を見て回っているタイプの人というのはそういう人が多い。いろんなことを知っているような勘違いがあるけども、繊維の価値が生まれる本質みたいなものを自分自身は経験することもない。頭じゃなく、日ごろの地道な作業の部分に基本があるのである。
会議してものを生み出す考え方を捨てて、現場からものを生み出す手法に変わらないと、本質的にどうしてもパクる体質になりがちなもの。納期とか価格とか品質とか、自分が仕事しない人ほどそういう一般的なところしかみてないもので、プロセスから変えていかないと特別なものはできなかったりする。
20年ほど前まではどこの家も軽トラを持っているような感じだったが、今は、田舎でも軽トラを持っている家が少なくなった。軽トラというのは農業に必要だったのだが、どこの家も稲刈りなども専業農家にやってもらうなどして、軽トラが必要なくなってきたのである。
軽トラを愛用してきた年配世代も80を過ぎるなどして、軽トラを文化を次の世代が背負うのかというと、それもまた難しい話で、軽トラが必要とか乗ろうという発想すら異次元に思えるだろう。私も、仕事で最初軽トラに乗ったときには、ミッションで厄介なところあるなあと違和感があった。
軽トラの事件といえば、東京に蒸し器の中古の出物があって、それを軽トラで東京の八王子まで取りに行こうとしたら、高速載ってすぐにオーバーヒートして、なんとか、岐阜羽島でおりて、軽トラをレンタカーして、八王子にたどり着いて、奥田染工の奥田さんとスタッフの人に手伝ってもらって、積み込み持ち帰って、次の日にまた、岐阜羽島まで、レンタカーを返却しに行って、オーバーヒートを心配しながら下道を走って帰ったことがあった。
軽トラというのはどうしてもたまにちょっとしか乗らないので、劣化していることに気が付かない。今の軽トラはスバル、スバルはやっぱり基本強いのかなあと思うが、これもリコール案件にもろ引っ掛かって、バッテリーが充電しないトラブル。オルタネーターの問題でタイミングベルトが切れてしまうというリコール。
手に入れてからすぐに八日市まで行ったときに、帰り、バッテリーが落ちて、エンジンも掛からなくなる。家まで2kmか3kmを歩いて帰って、別の車でバッテリーをコメリに買いに行って、軽トラに新しいバッテリーをつけて、100mづつ2台の車を乗っては取りに行って家まで帰ったことがある。リコール案件を修理してからは調子よく動いているが、自動車の構造に問題があるものを利用者が解決するということは不可能だなあと思う。どうして10数年物の中古の軽トラが今頃リコールなのか? 不思議だが、走っている車が少なくなってからリコールされるみたいな話である。
国の肝炎問題と同じで、何十年もしてから失態を認めて対応する、そのときにはもう多くの人は無くなって問題対象が少なくなって対応ができるという、駄目な話なんだろうと思う。
アメリカにいるときに、ジャガーのV12エンジンを積んだ中古のジャガーXJSというのに乗ったが、ジャンクな宝石で、車に乗っている時間よりも修理工場に入っている時間のほうが長い車であった。ボンネットを開けるとV12エンジンが、かに道楽のカニのように、でっかく存在する。が、他のオルタネーターとか、いろんなものが、エンジンの下にあって、修理がとことん難しい車で、ラジエーター液のキャップのパッキンが古くなると、ラジエーター液が、車の横から漏れ出しオーバーヒートも経験した。イギリス車というのは電気関係が弱く、電気回路系統が劣化して、安定しないという問題も経験し、日本車は電機メーカーが強かったから、信頼性が高いんだと確信した。今や日本でも電機メーカーが基盤部品を国産でつくることも少なくなって、日本車の性能も落ちてくる話になるだろう。自動車に使われているボルトなんかも、日本の大手の偽装問題で、JIS規格の何倍もの耐久性がないといけないものがJIS規格レベルのボルトであったり、鋼材であったり、そんな自動車が日本中に走っている。海外の新興国の自動車と紙一重に近くなってきているのである。
技術を苦労して生み出した人というのは、その価値を知っているから自分の食べていける範囲でものごとをするが、そういう技術をパクろうとする人も多いのである。手品の種を教えてもらって、種明かしで儲けるようなタイプが、日本でも多くなって繊維業界なんかでも、日本中を見て回っているタイプの人というのはそういう人が多い。いろんなことを知っているような勘違いがあるけども、繊維の価値が生まれる本質みたいなものを自分自身は経験することもない。頭じゃなく、日ごろの地道な作業の部分に基本があるのである。
会議してものを生み出す考え方を捨てて、現場からものを生み出す手法に変わらないと、本質的にどうしてもパクる体質になりがちなもの。納期とか価格とか品質とか、自分が仕事しない人ほどそういう一般的なところしかみてないもので、プロセスから変えていかないと特別なものはできなかったりする。