リネン日記
レギュレーター
2010年05月19日
今日は、夜に織機のレギュレーターの調整を行いました。糸のテンションを感知して、糸を巻いたビームを回転させ糸を送り出す機構です。
手織りの織機は別としまして、自動織機と呼ばれる織機には、基本的にどの織機にもついていて、精密に織ろうとすれば必要不可欠な要素なんだと思います。資材などのアバウトなものを織るときには、分銅と呼ばれる錘で前が引っ張る力を利用して織ることがあるのですが、完璧な織物を織ろうとするとレギュレーターの動きを使って、積極送りで織らないと駄目なのです。
切れないくらいの太い麻の糸のものを織るときには、消極送りで、前が引っ張る力を使えば織れます。機械の機能の前半分を利用すれば織れる事になるのです。細い糸のものを織るときには麻糸の場合テンション管理が非常に大事です。
万能といわれるシャトル織機においても、調整箇所というのは多数存在していて、その調整を出来る出来ないが織物の結果となってあわられてきます。機械の調整というのは織職人さんの領域なのですが、問題が解決しないときには林与自身が機械を見て調整をすることになります。
世の中というのはマニュアル的な分業が進んでいて、物づくりをするときに標準化という作業が行われて誰でもがそのものを作れるという単能工を育てる手法がモデルとされています。でも、それこそが、産地でものをつくる必要がなくなる原因ではないかと考えます。
手織りの織機は別としまして、自動織機と呼ばれる織機には、基本的にどの織機にもついていて、精密に織ろうとすれば必要不可欠な要素なんだと思います。資材などのアバウトなものを織るときには、分銅と呼ばれる錘で前が引っ張る力を利用して織ることがあるのですが、完璧な織物を織ろうとするとレギュレーターの動きを使って、積極送りで織らないと駄目なのです。
切れないくらいの太い麻の糸のものを織るときには、消極送りで、前が引っ張る力を使えば織れます。機械の機能の前半分を利用すれば織れる事になるのです。細い糸のものを織るときには麻糸の場合テンション管理が非常に大事です。
万能といわれるシャトル織機においても、調整箇所というのは多数存在していて、その調整を出来る出来ないが織物の結果となってあわられてきます。機械の調整というのは織職人さんの領域なのですが、問題が解決しないときには林与自身が機械を見て調整をすることになります。
世の中というのはマニュアル的な分業が進んでいて、物づくりをするときに標準化という作業が行われて誰でもがそのものを作れるという単能工を育てる手法がモデルとされています。でも、それこそが、産地でものをつくる必要がなくなる原因ではないかと考えます。