リネン日記
資料つくり
2010年05月21日
今日は、この数年にやった資料というのをまとめる作業を行いました。私自身では、10数年にわたり麻織物では、たぶん日本で一番浸かっておるかなあとおもうのですが、この2年というものはドラマでした。
林与の日本の麻織物の定番スタイルである本麻手もみを守っていくこととは別に、世界的に通用するリネン織物をつくりたいと、数年前から糸探しを始めたことなどあって、それが実り、さまざまなプロジェクトを立ち上げることが出来ました。
織を極めることを考えていく中で、織だけでなく新しく出来上がった布をどのような最終的な製品にできるかを考えることで、リネンの用途というのが更に広がったのではないかと考えております。
麻織の本場近江湖東産地において過去から引き継ぐ麻に関する経験、知識、チームワーク、ネットワークなど、世界的な展示会に行ってもリネンの本場であるはずのヨーロッパの方ですらもが林与のリネンの話に耳を傾けてくださるような形で不思議な気持ちでもあります。
世界中から日本のものづくりに注目をいただいているということは実感しておりますが、どうしても、求められるのが中国での生産で価格を落としたものを出してほしいという要望です。麻業界のメイドインジャパンテキスタイルの象徴的な存在として残すためにも、「林与」ブランドである限りは、海外での生産は行わないという決意もあります。
そこには、自社機を守り続けた林与の存在の根本的な意味があり、それをなくしては存在する意味がないのではないかと思ったりするところです。国の外部団体の方のお話など聞いていると、安く作れる海外生産という道を進められるのですが、それは別の方向性であり、作られるものの意味は大きく違ってきますが、その視点しかお持ちでないのが不思議だったりするところです。
こちらのサイトでも、いろいろな商品がハンドメイドラバーの皆さんのお手元に届くような企画も考えておりますので、楽しみにしてくださいね。
林与の日本の麻織物の定番スタイルである本麻手もみを守っていくこととは別に、世界的に通用するリネン織物をつくりたいと、数年前から糸探しを始めたことなどあって、それが実り、さまざまなプロジェクトを立ち上げることが出来ました。
織を極めることを考えていく中で、織だけでなく新しく出来上がった布をどのような最終的な製品にできるかを考えることで、リネンの用途というのが更に広がったのではないかと考えております。
麻織の本場近江湖東産地において過去から引き継ぐ麻に関する経験、知識、チームワーク、ネットワークなど、世界的な展示会に行ってもリネンの本場であるはずのヨーロッパの方ですらもが林与のリネンの話に耳を傾けてくださるような形で不思議な気持ちでもあります。
世界中から日本のものづくりに注目をいただいているということは実感しておりますが、どうしても、求められるのが中国での生産で価格を落としたものを出してほしいという要望です。麻業界のメイドインジャパンテキスタイルの象徴的な存在として残すためにも、「林与」ブランドである限りは、海外での生産は行わないという決意もあります。
そこには、自社機を守り続けた林与の存在の根本的な意味があり、それをなくしては存在する意味がないのではないかと思ったりするところです。国の外部団体の方のお話など聞いていると、安く作れる海外生産という道を進められるのですが、それは別の方向性であり、作られるものの意味は大きく違ってきますが、その視点しかお持ちでないのが不思議だったりするところです。
こちらのサイトでも、いろいろな商品がハンドメイドラバーの皆さんのお手元に届くような企画も考えておりますので、楽しみにしてくださいね。