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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

高福祉国家スウェーデンと経済優先ブラジル

2020年07月26日

高福祉国家というのは人々の生活を大事にする社会だろうと思う、また一方で経済優先の国家というのは弱肉強食的だが資本主義の理想である自由契約に基づく効用最大化理論。相反する概念に思えながらも、人の命のかかわる新型コロナで、スウェーデンとブラジルの両方がコロナを予防するでなく受け入れるような政策。

貧富の差を嫌う社会主義と貧富の差も普通の自由主義が同じような政策をとるのは、思想そのものじゃなくて、どんな思想であろうがそれを任せる人を信用できるかできないかの問題につきるというところだろう。正直に予防が無理な政府なら予防はできないから予防ができない前提でベストを考えましょうということだろう。それはそれで国民の信頼は得られるものだろうと思う。

国民に予防を責任を強いながら国は経済優先とかは受け入れがたいが、どうもそれをやってしまうのが日本で、反発も起こりやすい。実際に、感染すれば感染した人が諸悪の根源みたいなのが日本社会で、それが結局のところ国民の意識の高さで自主的なマスク着用にもつながっている。逆に言うと国が守ってくれないから、自分たちの命は自分たちで守るというのが日本のスタイルなんじゃないかと思う。

新型コロナでも国の方針にしたがって4日我慢して死んでいった人も多いが、それを国が勘違いした馬鹿みたいに責任逃れしてしまったのが、人の命を守るべき厚生労働大臣でトップが、救える命も救わずに殺してしまってさらに反省の気持ちもなく責任逃れの話。A級戦犯は戦後も生き延びるけど、普通に国のために死を覚悟した人だけが自らの命を犠牲にしているだけのことで、国家の本当の敵は中にいるの状態。国のために自分の命を投げた人間を勝手に自分で死んだだけというのも、現代の新型コロナにも共通する話。


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