リネン日記
産地でつくること
2010年05月27日
最近は、県内の地域資源活用ということで、商品開発に地場の材料を使おうとする動きが多いようです。たとえば、滋賀県の業者さんが洋服を企画するのに、滋賀県の地場産品をしようするような提案ができないだろうかと考えられております。現在、「林与」の布に関してはお取り組みいただき、実際に、運用いただき10年以上の実績を積んでくださっている布工房さんなどもあります。
そのように長期に渡ってしまうと当たり前のように思えてしまえ、地場産品を使っている感覚ではなくなってきてしまうと思います。林与がものづくりをするときに、産地の染を使用したり、加工を産地で行ったりするのも、普通すぎて意識しないことが多かったりします。
一方で、それをトータルに行うことは自分自身の中に制約を設けるということになり、非常に難しいことではありますが、非常に長い時間を掛けて、それを乗り越える覚悟でつくると、産地で一貫したものづくりができたりもいたします。「林与」が、ものをつくるときに徹底した麻へのこだわりが流れていないともったいない気がするのです。「林与」が今も産地で織り続けるというだけでなく、産地のものとして間違いのない本物でありたいと考えています。(産地偽装などの問題でも明らかですが、このことが実際には難しい時代です。)
このようなものづくりのコンセプトは麻織物の本場といわれる近江においても難しいことで、それを通常のものづくりの中で実践しているのが「林与」なのです。メイドインジャパンという広い範囲を考えたときにも、本場のもので世界に通用するような商品だけでなく、ものづくりの一貫したスタイルが大事ではないかと、ものを作る側としましてもしっかりとした姿勢を貫いております。
そのように長期に渡ってしまうと当たり前のように思えてしまえ、地場産品を使っている感覚ではなくなってきてしまうと思います。林与がものづくりをするときに、産地の染を使用したり、加工を産地で行ったりするのも、普通すぎて意識しないことが多かったりします。
一方で、それをトータルに行うことは自分自身の中に制約を設けるということになり、非常に難しいことではありますが、非常に長い時間を掛けて、それを乗り越える覚悟でつくると、産地で一貫したものづくりができたりもいたします。「林与」が、ものをつくるときに徹底した麻へのこだわりが流れていないともったいない気がするのです。「林与」が今も産地で織り続けるというだけでなく、産地のものとして間違いのない本物でありたいと考えています。(産地偽装などの問題でも明らかですが、このことが実際には難しい時代です。)
このようなものづくりのコンセプトは麻織物の本場といわれる近江においても難しいことで、それを通常のものづくりの中で実践しているのが「林与」なのです。メイドインジャパンという広い範囲を考えたときにも、本場のもので世界に通用するような商品だけでなく、ものづくりの一貫したスタイルが大事ではないかと、ものを作る側としましてもしっかりとした姿勢を貫いております。